第18話
リビングに戻った俺だったが雫の電話の内容を尋ねる声にもあいまいな反応をしていた。
亜紀が虐待されていたことを本人の前で言うのは傷をえぐるようなものだし、何といっても雫の感受性がめちゃくちゃ高い。
以前、保健所の動物の殺処分シーン流れた時なんて床びちょびちょになるまで泣いてたし。
「ただいまぁ」
玄関のほうから少し幼さが残る声が聞こえた。
おそらく妹の雪が帰ってきたのだろう。
「お兄ちゃん誰か来てるn「雪ちゃん久しぶり!!」って亜紀ちゃん!!!?」
「そうだよー。亜紀ちゃんですよ!」
リビングにやってきた雪に亜紀が抱き着く。
雪も驚きながらも笑顔で受け止めている。
「亜紀ちゃん久しぶり!いつ帰ってきたの?」
「昨日だよ。そういえば今日からこの家で暮らすことになったから!」
「やった!!また亜紀ちゃんと一緒に暮らせる!!」
「よろしくね、雪ちゃん」
雪も亜紀に久しぶりに会って興奮しているようだ。
まぁ昔、亜紀がうちに泊まった時もすごい仲良かったしな。
雪が帰ってきたおかげで俺の暗い気分も吹き飛んだ。
吹き飛んだところで晩飯がまだだから俺が作るとしよう。
「それじゃあ、今日も俺が飯作るか」
「やったぁ。お兄ちゃんのご飯大好き!!」
雪が飛び跳ねて喜ぶ。
そこまで喜んでくれると作る側としてはすごい嬉しい。
それにめっちゃおいしそうに食べてくれるし。
晩飯も終わり俺たちが四人でくつろいでいると、雪が眠そうにしていたので俺たちも寝ることにした。
俺が部屋で読書をしていると、誰かがドアをノックする音がした。
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どうも始龍です
今後の更新なのですが、大学のほうが中間レポートの時期に入ってしまってしばらく忙しくなるので、次の更新はおそらく二日後になってしまいます。昨日休んでしまった理由もレポートのせいです。
次更新するときは文字数も戻すようにします。
またこの話がもしよければ応援と星とフォローのほどよろしくお願いします。皆さんの応援が自分の執筆の励みになってます。それではまた次の話でお会いしましょう。
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