第16話 対策会議

「ということで雫の対策会議するよ」


 帰ってきた亜紀を交えて雫の学校でのことで話し合うことにした。


「いまいち状況がよくわからないから雫さん説明おねがい」


「私が康太と学校で別れて10分したら、すごく寂しくなって授業が手につかなくなっちゃったんだよ」


「ちなみに今までそういうことは?」


「なかったね」


 雫がそういうと亜紀は頭を抱えてしまった。


「いくら私の将来の夢が康太のお嫁さんだとしても康太にばっかり働かせるわけにはいかないしね」


「いや俺は雫と亜紀にはあんまり働いてほしくないんだけど・・・」


 俺がそう言うと雫と亜紀はバッとこっちを向いた。


「え!でもこーくんだけに無理はさせられないよ!!」


「なんで康太は私たちに働いてほしくないの!?」


 二人ともその表情は驚きに満ちている。


「だって二人ともすごい美人だし絶対セクハラとか会うよ。そしたら二人とも苦しむし、それだったら俺が働くよ」


 俺がそういうと、二人は頬を赤めて瞳を潤ませながら抱き着いてきた。


「こーくん///それなら私は帰ってきたこーくんのこと癒してあげるね」


「こうたぁ///私ぜったい康太のこと幸せにするね///」


「それは俺のセリフなんだけどな」


 しばらく抱き着いている二人の頭をなでていたが、落ち着いたのか二人とも自分の席に戻っていった。


「さっき言った通り俺は二人のことを大切に思ってるけど、やりたいことがあるならそれをやってくれていいよ」


「やりたいことは特にないけど、やっぱり康太だけに働かせるわけにはいかないから私は家で出来る仕事をするね」


「それなら私もそれやる!それでこーくんが帰ってきたら癒してあげるんだ!!」


 しばらく将来のことについて話し合っていたが、今は雫が学校でどうするかのことについて話していたので話を元に戻した。


「もう俺としては授業ごとの休み時間に会いに行くことしかできないけど・・・」


「うちの学校は50分授業だからね、それなら頑張ってみる」


 そう結論が出たところで亜紀が妙なことを言う。


「へぇ!私が通う高校って50分授業なんだね!私がいたところの近くの高校は60分授業だったなぁ」


「あの亜紀さん?あなた高校どこ通ってるの?」


 口調がおかしくなりながら俺が尋ねるが、亜紀は笑顔を浮かべながら元気な声で答えた。


「まだ通ってないけど、これからこーくんが通ってるところに通う予定だよ!!」


 

 しばらく俺と雫がフリーズしたのは言うまでもない。


_____________________________________


 どうも始龍です

 昨日は新作のほう書いてたら寝落ちしてました。それのせいで今首めっちゃ痛てぇ。そういうことで今日中には新作のほう出せると思うんで、ぜひ見てください!ほんとにお願いしますね。


 またこの話がもしよければ応援と星とフォローのほどよろしくお願いします。皆さんの応援が自分の執筆の励みになってます。それではまた次の話でお会いしましょう。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る