第14話 事後
「あのねこーくん、私たちようやく付き合えたんだよ?」
「そうだよ康太。何年間待ったことか」
雫と亜紀が怪しく何かをたくらんだような笑みを浮かべている。
「これから何しようってんだよ」
多少怯えながら俺が聞くと、雫と亜紀は笑みを深くした。
「好き合ってる男女が夜にすることなんて一つしかないでしょ」
「まったく・・・康太は鈍いんだから」
亜紀は笑みを浮かべたまま、やれやれのポーズをする。
「まったく女の子に言わせるなんて康太はほんと鈍いね」
「好き合ってる男女がすることなんてエッチしかないじゃん」
「えぇ・・・急すぎんだろ。こういうのってもっとお互いを知り合ってからするもんじゃねえの?」
「私、こーくんと知り合ってもう15年だよ」
「私も康太の姉だから年齢イコールだね」
そうだった・・・雫はともかく亜紀も生まれた時から知り合ってたわ。
雫と亜紀はしびれを切らしたのかため息を吐いた。
「ほんとはこんなこと言いたくなかったんだけど”お仕置き”忘れてないよね?」
「康太とはお仕置きなしでつながりたかったんだけどな。まあしょうがないか」
「そのお仕置きが理不尽だってことをまず言おうか」
「R18の本を15歳で買ってる康太が言えたことじゃないんだけど」
最後のかすかな抵抗をしようと思ったが、雫に瞬殺された。
『それじゃ、行こっか!』
亜紀と雫がいい笑顔で言う。
その時俺は逃れられない運命を悟った。
〇 △ ×
マジでやっちまった。昨日はお仕置きという感じで流されてしまった。途中で俺もスイッチが入ってかなり攻めてたし・・・
「ふわぁ、おはよぉこーくん」
亜紀が左隣で起きてきた。昨日やってそのまま寝たから全裸で大きい胸が目に入ってってヤバイ!
「もうこーくん出しすぎだよ。でももう中出ししちゃったから責任とってよ///」
「一生幸せにします!」
「違うよ。私たちが幸せにするんだよ」
俺たちがそんなことを話していると、右隣で寝ていた雫も起きてきた。
「おはよう康太、亜紀」
昨晩で雫と亜紀の距離が縮まり敬語がなくなった。
「もう康太ったら張り切りすぎだよ!休ませてって言っても全然休ませてくれないし」
「いやもう夢中になっちゃって・・・」
「それはそれで嬉しいからいいよ。またしようね♪」
やってすぐ寝たということで二人とも全裸で、その抜群のスタイルを惜しげもなくさらしだしているわけで、俺もまたやる気になってしまった。
それに亜紀が目ざとく気づいたのか
「あれ?こーくんのまたおっきくなってるね。またしよっか」
と誘ってきた。
さすがに今日も学校で遅刻するわけにはいかないので断ろうとしたが、
「こーくんがほかの泥棒猫に盗られないようにしっかりマーキングしなきゃ!」
なんて可愛い笑顔で言われたらもう引けない、というか引いたら男が廃る。
そうしてまた始めようとしたが、さすがに雫に止められた。
「あんたたち今日学校よ!!!遅刻するわけにはいかないんだからさっさと準備するわよ!!」
「あら雫さん、あなたは一人で学校に言ってるといいよ。その間私たちは楽しんでるから」
「そんなことさせるわけないでしょ!!!それなら私もやる!!!」
亜紀の煽りに雫が耐え切れなくなったのか、結局雫も参加することになった。
結局俺たちが学校に登校したのは昼休みも終わろうかという頃だった。
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どうも始龍です
ほんとすみません。今回がっつりR18入れてしまいました。ご気分を害された方ほんとすみません。そして拙い文章力でそこまで臨場感も伝わってこなかったでしょう。本当にすみません。
もしこの話がよければ応援と星とフォローの程よろしくお願いします。作者の励みになるので。それではまた次の話でお会いしましょう。
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