第7話 再びの再会
俺が戻ってくるのが遅く、姉さんが不審に思ったのか外に出てきた。
「あれ康太、この人誰?」
「ねぇこーくん。この女誰?こーくんの何なの?」
ハーレム主人公ってこんな気分なんだろうな。そんなことを思いながら俺は事態の収集を図る。
「姉さん、この人は有栖川亜紀。ほら、俺が小学生の時に引っ越してった」
「あぁ!亜紀ちゃんか!大きくなったね!」
「それでこの人が遠藤雫。よく昔遊びに来た時に会ってるはずなんだけど」
「あっ!雫お義姉さん!どうもお久しぶりですっ!」
「今お姉さんの発音が違った気がするけどなぁ。康太は渡さないよ?」
姉さんは昔からブラコンの気があり、昔からずっと俺にべったりで俺の高校の志望校も姉さんに決められたようなものだ。俺も自覚はないけど母さんが言うには俺にもシスコンの気があるっていわれたし。
「あら雫お義姉さん?そろそろブラコンは卒業したほうがいいんじゃない?」
二人とも顔が笑ってんのに目が笑ってないの、すっげぇ怖い。
だんだん二人がヒートアップしてきて近所のおばちゃんたちも集まってきたのでそろそろ止めることにした。
「亜紀は少し落ち着け。近所迷惑になるだろ。とりあえずうち入れよ」
俺が言うと亜紀はほんとにうれしかったのか、満面の笑みを浮かべた。
「ほんとに!?うわー!久しぶりにこーくんの家入るなぁ」
「私と康太の家だからね!」
姉さんへの牽制なのか大声で言う姉さんを見ながら俺たちは家に入っていった。
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どうも始龍です
今回は大学の提出物に追われててかなり話が短くなってしまいました。すみませんね。
実はこれとは別に違う小説を書こうかなと思ってるんですよ。今度の小説は自分の趣味をつぎ込んだバトルものにしようと思っててぜひ見てくれると嬉しいです。
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