第2話 始まりの物語
_____________________________________
「こーちゃん今日先生にほめられてたね!すごいすごい!私にも今度教えてよ!!」
「わかったよ●●ちゃん。今度教えてあげるよ」
「うん!!!約束だよ!」
_____________________________________
なんで入学式ってあんなに面倒くさいんだろうな。百歩譲って校長の話はまあ分かるんよ。3年間お世話になる学校の校長だしな。けどな、来賓の話な。あれ絶対いらんやろ。なんなん?あれ。来賓の話なんてちゃんと聞いてる人いるんかね。
まあそんなことなんてどうでもいいや。大事なのはこの後のクラスの自己紹介だな。ここの自己紹介でミスると一気に俺が描いてた普通の高校生ライフが崩壊する。
そんな決意を固めていると、前から担任が入ってきた。
「よーし、お前ら始めるぞ」
、、、あれだな。うん。あの先生絶対体育教員だ。だって声すっげえ野太いし、筋肉やべえし。俺の偏見だけど体育教員は生徒とフレンドリーな感じでめっちゃ話しやすいんだよな。
「まずは初めまして。自分の名前は江藤拓哉だ。担当教科は国語だ。今年一年よろしくな。このクラスはとにかく明るいクラスにしたい。よろしくな」
、、、もう何も信じられねえ。あの体格で国語教師は無理だろ。
「じゃあまずは自己紹介から始めるぞ」
ついに来た。今日俺がここにいる一番の目的といっても過言じゃない。自己紹介で今後の学校生活のすべてが決まるといってもいい。マジこれ覚えとけ。テストに出るぞ。
そんなことを考えているうちに。一人の生徒の自己紹介が始まった。
「俺の名前は加藤遼河。好きなことはサッカーで中学のポジションはフォワードだ。みんなと仲良くなれたらと思う。これからよろしく」
こいつはおそらくこのクラスの陽キャポジだな。サッカーやってるやつってなぜかモテて陽キャになるよな。それにイケメンばっかのイメージあるし。この世は結局顔か。だけど俺は諦めねえ。高校生活で一人は彼女作るんだ。
あ、俺の番が来た。
「僕の名前は遠藤康太です。好きなことはカラオケで、カラオケ行くなら誘ってほしいです。みんなと仲良くなりたいです。よろしくお願いします」
___完璧じゃなかろうか。自己紹介であえて僕という一人称を使うことで、イキっていないという印象を植え付け、最近オタク文化が広まってきたとはいえ、未だオタク=陰キャというイメージはぬぐい切れない。カラオケでもアニソンとかボカロとかがメインだが、そこをあえてぼかすことによってありふれた趣味になる。どうだこの俺の計算されつくした完璧な自己紹介は!!!
その後も自己紹介は続き、自由時間になった。
「俺は加藤遼河。俺と友達になってくれないか?」
不幸だ・・・。確かに友達は欲しい。だけどよりによってこの陽キャ君じゃなくたっていいだろ。でもこれはあれだ。最初は友達になるけど後々だんだん距離が離れていくやつだ。ならこっちもそこまで利用してやる・・・。
なんか今の俺厨二くせえな。
「俺は遠藤康太。こっちこそ友達になってくれると嬉しい」
「じゃあライン交換しよう」
、、、これが陽キャか。さすがのコミュ力だ。出会って初日でライン交換なんて俺じゃできねえぞ。俺はまだ陰キャ精神がこびりついていたのか。さすが陽キャだ。俺たちにできないことを平然とやってのける。そこにしびれるあこがれるぅぅぅぅぅ‼
そんなことを考えながら俺たちはライン交換を終わらせた。
「それじゃまた明日からよろしくな」
こうして陽キャ君改め遼河との会話を終えると
「それじゃ今日はここまで。また明日からよろしくな。それじゃ解散!」
今日は終わりになった。
帰るのに純一を誘おうと思ったがあいつのクラスはまだ終わっていないようだった。俺は1-Cなのに対し、純一は1-Dだった。あいつとは中一から同じクラスだったのでなんか新鮮だ。
今日は親からの頼みごとがあるからあいつには悪いが先に帰らせてもらおう。
、、、陰キャ精神早く落ちねえかなあ
_____________________________________
どうも始龍です。
どうでもいいんだけど始龍て一発で変換で出てこないんだよね。毎回毎回別の文字からやるのほんとめんどい。
コンパスのシーズンどうすか?青春アリスで潜ってるんだけど、そこそこに盛れるんよね。今回S1スタートだったけど今はS3だね。
そんなことよりうまぴょいが楽しすぎるんじゃああ。推しはダイワスカーレットであの目めっちゃきれいじゃね?評価点まだAなのは心苦しいところ。早くSにしてあげたいね。
まあ雑談もこの辺にしといて、こんな駄作を読んでくださってほんとにありがとうございます。フォロー0でもしょうがないよなあっと思っていたところに星までつけてくださった方もいてほんとにうれしい限りです。こんな駄作でよければこれからも読んでいただけると幸いです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます