第20話 天使ガビエルとの対話
(随分といきなりだな、まぁ調子はいいよ)
(顔色を見てもわかるわ、7年前の貴方とは違うもの女性恐怖症の方も和らいできたんじゃないの?)
(そうだなまだ目線をそらしたり多少の不快感は感じるがかなり和らいで来たとは思うぞ、あの二人の影響か)
(それは違うわね)
(どういう意味だ)
(貴方はあの二人には親しみやすさを感じてるんじゃないの)
(言われて見ればそうだな、でも女性恐怖症が和らいだのはあの二人の影響だと思うぞ)
(あの二人は貴方に似てるから親しみやすさを持ってるだけで他の女性とはまだ交流しづらいでしょ)
(確かに他の女性の場合はまだ目線を反らしたりするな・・・てかあの二人が俺に似てるってどういう意味だ、確かにラシビアとはほぼ同い年だがまさかアリアもか)
(安心しなさい、アリアは普通の7歳児よ)
(じゃなんで親しみやすさがあるんだ)
(一つ一つ整理してみたら)
(まずラシビアの場合はほぼ同い年だろ)
(半分正解)
(もう半分は)
(それは貴方が見つけるべきことよ)
(ごもっともな意見だな、アリアの場合はなんだろうな)
(まだわからないなら良いわ)
(うん、にしてもいつもは小馬鹿にしたように話してするのになんで今日はセラピー風なんだ)
(セラピー風じゃなくてセラピーよ)
(なんでセラピーをいきなり始めたんだ)
(そうね、言えるのはあの吸血鬼の子が秘密を暴露し始めたからね)
(それがどうしたんだ)
(答えを知りたくない事は質問しないほうがいいわよ)
(いや俺は知りたいのだが)
(どうかしらね、話は戻すけど貴方の女性恐怖症が和らいだのはストレス社会から隔離されたからよ、これまでに過去の事をどれだけ思い出した考えて見なさい)
(思いっきり話をずらしたな、確かにあの当時の生活の事はココ最近は思い出してないな)
(でしょ)
(うん)
(という事だからこれからも普通に生きなさい、それからそろそろお風呂から上がった方が良いわよ皆心配しだすわ)
と言い残し天使ガビエルは消えて行った
(一体堕天使は何がしたかったんだ、まぁあいつ言うとおりそろそろ出るか)
と考えながらお風呂でて教科書を受け取りにいくのであった…
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