第6話 最後の夜

皆が寝静まってから一時間立った頃、少年の目はさめベッドからおりた、

「はぁあ、眠いなぁそろそろ支度して図書室行くか」と言いはなし、スケッチブックと鉛筆、消しゴムに火を灯したロウソクを持って図書室に向った


図書室について、以前作った合鍵で鍵を開けた




       ガチャ





図書室に入って窓から離れてる奥の席に座ってスケッチブックを開いて鉛筆を持った。


(うん、将来ここ出たときに移動を楽にするためにジープを作成したいけど、これの問題を解決しなきゃな)と考えながら、火の付いたロウソクを見るのであった

(ロウソクは月に3本しか支給されないから車を作るにしては足りないな、まずは小屋の灯りの問題を解決しないと

今の所は灯りの対策については2つ考えてある。

1つ目は泥池から出てるガスを最終的して、畑仕事で使う骨をゼリーにしてそれをガスと混ぜたら、固体燃料まがいの物に火をつけたらガスランプにする方法

もう一つは川に水車を作って、電気を作ってそれを電球に繋げば光らせる事ができるけどなぁ

どちらも捨てがたいから悩む………)

としばらく苦悩したあとに

水車と電球を作る事に決めた

理由は簡単でこれから色々な物を制作する時に電気があると楽だからだ

(まずは、水車の設計図を描くか、そして電球の設計図も書かなきゃな)



作るものは決めたので早速制作に取り掛かったであった。




静かな図書室にカキカキカキと設計図を描く音だけが響くのであった。






(よし、こんなものでいいだろう、電気を送る銅線も古くなった銅鏡を溶かして型に入れればいいだろう、電球は瓶を溶かして電球にして、フィラメントは竹にすれば、光るな…)

少年はいつの間にか水車と電球制作に夢中になり、周囲に気づかず

〘後にあんな事になるとは知るよしもなかった〙








「ねぇ、何してるのアミンちゃん」


(しまった、夢中になりすぎて周りに気づいてなかった、てか誰だ話しかけたのは)

と思いながらゆっくりと顔を上げていくのだった。









そこには自分と同じくらいの歳でロングの少女が立っていた…

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