第11話
「あんまり面白い話じゃありませんよ」と言う言葉に先輩方は
「「え」」
「そんな話したくないんだったらいいよ」と如月先輩が心配そうに言ってくる。
「そうよ。誰にでも悲しい過去の1つや2つあるわよね有栖」神奈月先輩もフォローしてくれる。
「うんうん」よしよしと如月先輩がしようとした時が後ろから衝撃が走る
「いた!痛いよ!!何すんのさ!」もう少しでなでなでしてもらえそうだったのに
「まぎわらしいことすんな!そんな深刻な話うちにはないだろう!言いにくいことはあるけどちゃんと話せ!」
「そう言うなら自分で話せばいいじゃん」
「私は自分の家の話はあまりしたくないんだ」
と言いながらケーキをまた食べ始める。
「俺も話したくないよ!」
「いいから話せ!命令だ!話さないと昔の恥ずかしいこととか言うかもな」
「卑怯だろ!!くそ〜せめて〜」
俺は先生の苺を取って食べた。
「あ!!お前それは!大切に取ってあった苺が〜」
「へへんあ〜美味しい」
「茶番はいいからはなして」如月先輩に注意される。
「「はい」」
「こほん気を取り直して先輩二人はうちのどこまで知ってますか」
「戦国時代から続く旧家の家ということは知っているよ」と神奈月先輩が知ってることを言ってくれる。
「如月先輩は?」
「知らない」
「まぁ面白い話でもないんですけどうちの近衛家はみんな超人お化けが多いことで有名です。」
「「超人お化け?」」二人ともポカン口を開ける。
「その紹介は問題あるだろ!」
「だまらっしゃい!人外!!あんた自分を普通だと思ってるけど普通じゃないから!」
「そんなことはそんなことはないと思う!私は違う多分」
「んじゃあ。試しにこの二人に聞いてもらいましょう!いいですよね二人とも!」
「「は、はい!」」
若干たじろぐ二人。
「まずは冬美先生の学歴を見ましょう」
俺はホワイトボード
覇王学院
ハーバー○大学
「ええ!冬美先生ここの学校エスカレーター式ですよね?何でここの学校の附属の大学に行かなかったんですか?」
神奈月先輩は心底疑問そうに聞いた。
「海外の方がカッコ良さそうだったから」
ズコッと二人ともこけてしまう
そうこの覇王学校は大学からいろんな専門学校まである。成績がある程度優秀な人はエスカレーターで大体その附属の大学や専門学校に行ける。わざわざ海外まで行くやつは稀なのである。だがそこにいる近衛冬美はわざわざ海外の大学を受け。受かった。素直にすごいと思う。理由はひどいが。
「まぁこの人の超人力はこんなもんじゃありません」
「何だかキン◯マンみたいだな」
「いや悪魔○軍みたいなあなたが言いますか。まぁいいか続けますね二人とも。」
覇王学院 卒業
ハーバー○大学 飛び級で2年で卒業
覇王大学 卒業
「待って色々おかしいから。そういえば近衛先生なんでこの学校の先生してるんですか?そもそも教師なんで教師やってんですか?」神奈月先輩も突っ込む
うんうんと首を縦に激しく振る如月会長。
「いや、なんか一人(ひとり)に物を教えてると何だか楽しくて教師いいかもと思って教師なったんだが」
照れるように言い少し顔があからめる。
「まだ驚きのことがまだあります」何だか恥ずかしい話になるから俺は話を続けることにした。
「「まだあるの!!」」
「まだまだあります。冬美先生の教えられる教科知ってます?」
「え、確か数学だったわよね?」神奈月先輩が言った。
「それは教えてる教科です。この冬美先生は国語、数学、英語、理科、社会全部教えられます」
もうねこの人変態だよ。
「もう何から突っ込んでいいのかわからない」神奈月先輩に疲れたように言う。
「他に何かある」如月先輩は興味深々に聞いてきた。
「今までは頭脳的超人編ですが身体的超人編をみせますね」
「「身体的超人編?」」
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