第7話
その日、俺は午後の授業を終えて帰った。
「るるる〜ん」なんて喜ばしいんだろう放課後はこのまま踊ちゃうぞ。なんてはは。
そのルンルンで帰宅して俺は趣味のオタク活動をする。
「今日はガンダムのプラモ作るんだ〜」俺のウキウキで作っていた
次の日の朝。俺はあまりに楽しすぎて徹夜でジオラマを作っていた。
「これはもう学校いけないな〜」と思ってると
ピンポーン誰だろう
インターホンを見るとなんと如月有栖先輩がいた
「いや、何でやねん」と思わず関西弁になってしまった。
いや徹夜で幻覚見てんのかも?と思ったら
またピンポーンがなった
やっぱり如月有栖先輩だ。出るしかないな
俺はドア開ける
「如月先輩どうしたんですか?」
「迎えにきた」
「へ、どこからどこに行くためにです?」
「学校。あとお腹すいた」
先輩ってなんかあれだよね不思議キャラだ。
「簡単なものなら作りますよ?」
「でも爺やが〜」
「構いませんお嬢様後輩と親睦を深めるのも宜しいでしょう」
「うぉおお!」
びっくりした。何者だこの爺さん。
「爺やありがとう」
「いやいや何の」
「えーと食べるでいいんですか?」
「はい」
俺は簡単に味噌汁と卵焼きウィンナーを作りご飯をよそう。
「先輩嫌いなものは」
「ない」
「執事の人はいらないんですか?」
「私のことはお気になさらず」
「「いただきます」」
あむあむうま〜あむあむ
俺がそんなことをやってると先輩も食べ始めた
一口食べると
「うん。美味しい」
かすかに笑った気がしたその姿はとても微笑ましい。
朝ごはんを食べ終えて片付けをしようとすると
「ここは私めがやります近衛様はお着替えよ」
と言われたので着替えた。
そして家の前にはベンツが置かれていた。
「さ、遠慮なさらずに」
執事の人がドアを開けて入れさせられた。なかスゲー。
先輩と一緒に乗ったがなんで俺?この人とベンツに乗りながら登校してんだろ?
「先輩なんで俺の住所知っているんですか?」
「冬美先生が教えてくれた」
あのロリババアめ個人情報の大切さを今度教えてやる。というか朝会ったら教えてやる。
「で?如月先輩俺たちなんで一緒に登校してるんですか?」
「?同じ生徒会として。後輩と親睦を深めようと思って」
「同じ生徒会?」
俺生徒会に入った覚えないんだけど
「?先生の許可は取ってもう書記だよ。」
「・・・・・」
嘘やろ。
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