第150話 天室光育

筆者の戯言会


☆天室光育編






天室光育(てんしつこういく)は、戦国時代の越後の曹洞宗の僧侶であり、


林泉寺六代住職なんです。


林泉寺は、新潟県上越市にあるお寺です。


景虎は、7歳(数え年)のとき、林泉寺に預けられていたんよね。



景虎は、春日山城の城主であった「長尾為景(ためかげ)」の子として生まれているんだけど、為景には、家督を継がせる予定の嫡男がいたんですよ。


ま、皆さんもご存知の通り、その嫡男とは、「晴景(はるかげ)」ですね。


景虎からみれば長兄に当たる人物で、両者の年齢差は18歳ほど。


家督争いを避けるためかは定かではないですが、父の為景は、謙信(当時は虎千代)を林泉寺へと入れたんですね。


景虎は暴れん坊で家族みんなが困っていたから林泉寺に入れたという説も。


これが天文5(1536)年のことです。


そして、景虎は、天室光育から、厳しい禅の修業と文武の道を学んだ。


深い学識や厚い信仰心はこのとき培われたといわれています。


林泉寺にて7年もの間、景虎は、天室光育より学びを受けたとのことです。



これ以来、景虎にとって、天室光育は、かけがえのない人になりました。


何かあると、天室光育に頼り、深い関わりをしてきたと言われています。


だからこそ、高野山に行くという大切な手紙も家臣ではなく、天室光育に渡したのではないでしょうか。

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