第95話 高野山へ

「景虎様、どこに逃げますか」


「春日山に戻る道も今は危険だろう。


実はな、行ってみたいところがある」


「どこですか?」


「高野山だ」


「え! 弘法大師空海のとこですか!


多くの人が参拝しにくるというあの有名な総本山金剛峯寺ですよね!?」


齋藤朝信が興奮しながら景虎に聞く。


「そうだ。この堺から南にずっと行くとあるらしい」


「あそこは、高野山真言宗ですよね。


たしか、真言宗は、18種類あって、そのうちの一つが高野山真言宗だとか」


「実乃。良く知ってるな。高野山は非武装地帯だから、敵も襲ってこないだろう」


「たしか、56億7千万年後に高野山でビッグイベントが起こるっていうの、聞いたことあります」


「朝信〜、ビッグイベントってなんや?」



「高野山に真言密教を開いたのは、空海という人なんよ。


その空海さんが即身仏となり、そのビッグイベントを待っているらしい。


どんなイベントかは、高野山の方々に聞いた方がいいな。


俺も詳しく知りたいし」




「よし、高野山へ行こう!」


「おぉ!!!」



こうして、景虎一行は堺から和歌山県の高野山へ向かった。





筆者の戯言


すっ飛ばしていいですからねー!



即身仏とミイラの違い


一般的に、ミイラは遺体から、内臓等を取り出して防腐処理を施すなど


人工的にその姿にしたものを言う。


エジプトのピラミッドがミイラのイメージ!



死んだ後に、誰かの手によって、ミイラにされるって感じだね!




じゃ、即身仏とは何か。



即身仏とは、


まず、厳しい修行をして、体内から脂肪や水分を落とす。


それを死ぬまでする。


つまり、死ぬまで断食をするってこと。



これさ、想像しただけで、怖くない!?


うちなんか、2日何も食べないだけで、「もう限界!」ってなっちゃうのに、それを死ぬまでするってことよ?


考えられん。


というか、一般人にはできないよな。



それをしたのが、弘法大師空海さんなのよね。


すごすぎる。



皆さんは、やろうと思いますか?


うちは、思えません……



戯言に付き合ってくださり、ありがとうございましたっ!


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