第37話 平井城奪還
7月から8月の話。
「平井城が見えてきましたよ! 上杉憲政様」
憲政の家臣は、憲政に伝えると、憲政は安堵したようで、ほっとする。
実は、憲政も一緒に関東にきていたのだ。
一言も発しないし、影も薄いからみんな気づいていなかったが、実はいたのだ。
「おぉ。久々の平井城だ。やっと帰れる」
「待ってください。上杉様。これから、景虎様が戦を仕掛け、奪還するんでしょ?
まだまだわかりませんよ帰れるかは」
「そうだったな。
ま、景虎殿ならやってくれるだろう」
憲政の人頼みの姿勢には、むかつくが、
景虎は優しい。
そして、あっという間に
景虎は平井城を奪還してしまった。
「景虎殿。
本当にありがとうございました。
平井城に帰れて幸せです」
「お役に立てて光栄です。
では、また次会う日まで」
こうして、長尾景虎軍は、越後に帰り、
上杉憲政は奪還した平井城に残った。
憲政に対して、もう越後には来ないでほしいと心からみんなが思いながら帰っていくのであった。
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