第12話 柿崎景家

柿崎景家。


彼も宇佐美定満と並ぶ謙信の側近だ。


長尾家、家臣の中でも


越後第一、越後二天、剛勇無比と呼ばれた男。


越後随一の猛将である。



「このふっくらとした甘み、穏やかな香り。さすが越後の酒だ!! この酒を飲めば戦なんぞ、いくらでも勝てる気しかしてこないな!!」


景家は、勢いがすごいな。


まるで、鬼滅の刃の伊之助みたいだな。


きっと、戦に出たらめちゃ強いんだろーな。




上杉謙信は、酒好きといわれていたが、家臣たちもまた酒が大好きなのだった。


「好花、これでも食べな」


謙信が好花の口に赤い食べ物を入れた。


「ふぇ。これって、梅干し?」


「そーそ。うまいだろう。これも自家製だぞ」


現代でいう、萌えポイントの「あーん」をさりげなくやる謙信の男前さに拍手を送りたい。


うん。


やっぱり謙信のこと、好きだわ。

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