雨が繋ぐ昔の思い出

学生時代の女性にとって男性というのは、よっぽどスポーツしてて格好良くない限り、何となく幼く見えるので、つい年上の男性に憧れるのだと聞いたことがあります。
この物語の主人公の女の子も、中3の時から高校に至るまで、何故か気になる男の子が出来ますが、それはなんと年上ではなく年下の男の子。
自分自身では意識してない筈なのに、別の男の子が好きな筈なのに、何故か要所要所で年下の男の子が絡んできます。

そして幾年か過ぎ、ふと思い出すのです。あの男の子は私にとってどういう存在だったのだろう。
そのキッカケは、しとしと降る雨でした。

(なんであの男の子は相合傘をしたがったのかな)

もしかしたら相手の男の子も同じ事を思ってるかもしれませんね。