第四話 俺の物語はここから始まった

煌人は考えていた。


まさか話を信じて貰えるとも思って

無かったし部下になれとも言われるなんて···

さっさと帰って寝よう·····


『きゃぁぁぁぁ!』

女の人の悲鳴が!

まずいな·····夜は人が多い·····

ちっ!助けに行かないと!

俺は走った。

間にあってくれ!!



「やっと着いた。」

「··········!」

「·····!··········!」

何か聞こえる·····

誰かが争っている。

助けに行く義理はないな·····

見捨てよう。

「今すぐ人質を離しなさい!」

まさか·····柊が居るのか?

何故ここに!

災厄だ·····

知り合いが巻き込まれていて、

帰るのは·····

もう少し見ていよう。

ピンチで助けた方が得だしな·····


「おいおい、

誰に向かって言ってんだよ(笑)」

「もちろん貴方しかいないでしょ

逆に貴方以外の誰がいるの?」

「この!女!馬鹿にしやがって!

お前を奴隷にしてやる! 」

アイツ能力を使うのか?

何の能力だ·····?

『能力解放!』

「街中での能力使用は法律違反よ?」

「知ったことかよ!喰らえ!」

『爆発連鎖!』

あれに当たったらやばいな·····

柊はどうするんだ·····

「しょうがないわね·····」

『能力解放!』

『出でよ!『クロノス!』』

「クロノス。私を守って!」

『分かった·····』

『ふん!』

クロノスの攻撃で爆発連鎖は止まった。

「な、何故だ!俺の爆発連鎖は誰にも·····」

「弱いのよ。貴方·····惨めね」

「うるせぇ!こうなりゃ人質ごと!」

「しまった。まだ人質が!」

「じゃあな!」

「私。何も悪くないのに·····」

人質は泣いていた。

『ドォーン!』


俺は死んだと思っていたが·····


「よかった·····生きていて·····」

「何で·····私何かを·····価値なんてないのに」

柊は微笑んで、

「私は生きているだけで

価値があると思うわ」


次回に続く


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作者

次回「本編開始!」

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