第一話 能力覚醒!

また朝か·····銅を磨いたような朝日に照らされ起きた。

またあの夢を見ていたのか、

朝から憂鬱だ。

俺は学校と言うのが嫌いだ。

今は母に行ってくれと頼まれているから

行っているが学校はものすごく嫌いだ。

学校へ行ったら、先生達は口を開けばこうだ

「お前の父親はあの偉大なる英雄だぞ!

全く·····英雄の息子なのはこんなものか···」

違う!俺は天葉煌人だ!俺は英雄の息子だからどうした、俺は英雄の息子だからって

決めつけられるのが嫌だった。

俺は才能はあっても上手く能力を扱えない 弱者だ。だけどそんな俺にも優しくしてくれる友達がいる。

「きーらと」

「あぁ今行くよ空」

そう言って俺は下に降りた。

『煌人大好きだよ·····』

「何か言ったか?」

「空耳じゃない?」

「そうか·····」

何か嫌な予感がする。

何も起きなければいいが·····

俺はこの時まさか、こんな事になるなんて

想像もしなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

学校


「おいおい(笑)」

またか·····アイツらは懲りないな、

「何か?」

俺は優しく言った。

「何かじゃねぇだろ!ゴミ虫!」

『デュクシ!』

俺の頬や腹に鋭い痛みが走った。

「ぐっはァ」

「やっぱり弱いぜ」

周りの奴らが笑い出した。

『ゲラゲラ、』

『可哀想〜(笑)』

「やめてよ!」

そこには金髪の美少女、

空が居た、

俺は空を巻き込みたくなかった。

「空!今すぐここからたちさるんだ!」

彼女の蒼眼から涙が溢れていた。

「私は親友が泣きそうになってる所を見て

見捨てるのは嫌だ!」

「そうかそうかじゃあお前から死ね!」

「煌人大好きだよ·····」

『(ガタッ!!』

そこには空の綺麗な死体があった。

「あ、あ、あぁぁぁぁ!」

空が·····死ん、だ·····

俺はまた大切な人を助けることができなかった。

当時者の不利益は当人の自己責任、

何で俺の周りの人ばかり死ぬんだ·····

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

精神世界

俺はどうすればいいんだ·····

俺は無力だ·····

『いい加減素直になれよ』

「誰だ!それに何がだ!」

『俺はお前のもう一つの人格とだけ言おう』

「その俺の人格が何の用だ!」

『空が俺を庇って死んだな(笑)』

「お前は何が言いたい!?」

『客観的な事実を述べただけだよ(笑)』

「お前は何で笑ってられるんだ!」

『お前こそ何を怒ってるんだよ』

「俺は空を侮辱されたのに怒っている!」

『これはお前が決めた事なんだろう 』

『お前が空を見殺しにしたんだ!』

「俺はそんな事はしない!」

『いいや、お前の準備不足だ』

「どうしようも無かっただろ!」

『周りの人達にでも助けを求めれば良かった

んだよ』

「俺見たいな社会のゴミに助ける奴なんて

いない!」

『実際に試したのか?憶測で判断し過ぎなん

だよ』

「でも、それでもアイツにかなう奴はいない

だろ!」

『いいや、お前がどうにかすれば良かっただ

ろ』

「俺何かが·····」

『お前が最強になって、空を助ければ良かったんだろ』

「俺は一体どうすれば良かったんだよ·····」

『困ったら泣く、典型的な弱者だね』

「なぁ教えてくれよ·····どうしたら俺はアイ

ツに適うんだ」

『簡単な話しだ、俺の力を吸収しろ』

「どうやって·····?」

『俺を受け入れればいい』

「分かったよ、それでアイツを、空の仇を

取れるなら」

『契約成立だ!お前は今を持って強くなる

この能力はお前と共に強くなる!

だからお前が強くしなきゃ行けないんだ』

『さぁ、今の状態でもアイツは倒せる

復習の時間だ!』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






『うわ!なんかめちゃ寒いんですけど!』

『確かに寒いな·····』



次回、圧倒的な力!


作者

やっと次からが本編です。



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