弱者が強者を屠り続け5年。気づいたら最強だった。

天音

零話

世界は理不尽だ。

才能があれば評価され

才能がなければ疎まれ

この世界は能力主義、

逆に才能があればいいんじゃない?って

思うやつも居るだろう、逆に問おう!

才能があっても上手く使いこなせなければ

才能がないやつよりも、酷い扱いを受ける。


あれは五歳の頃だった。

両親が俺を連れて能力検査に行った時、

俺の能力が第一級の中でもトップクラスの

才能だと言われた。

それを聞いて両親は大変喜んだ。

当然だ、なぜならこの世界は能力主義なのだから、能力次第で人生が変わる。

両親は俺を大切に扱ってきた。まるで希望の

灯火を失わないように、俺もまだその頃は、

小さかったから俺って凄いんだと、

錯覚していた時期があった。

だがその幸な時間は終わりを迎えた。

九歳の頃だった、俺の能力はいくら凄くても

扱い方が難しかった。それを見た親は、

狂気乱舞した。

「何でお前はそんなんなだ!」

父さんはそう言って俺の事を殴った、

母はそれを見て父さんから必死に俺を庇った

「ごめんね、守ってあげられなくて·····」

母は泣いていた。

俺は嫌だった、半端な能力を持っているせいで俺の周りの大切な人が気づ付けられるのは

だから俺は努力をしようとした。

周りから馬鹿にされようとも、期待などされなくても、父さんを見返したかった、

人類最強の父さんを·····

そして母に楽をしてあげさせたかった·····

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作者

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