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「わかりました。アーサー様と結婚します。でも、なぜ私なのですか?」


アーサー様は、イケメンだし

私じゃなくて、もっと綺麗な人と結婚すればいいのに・・・。


「なぜって、ユウナと結婚したくなったからするんだよ」


どういう事?ますます訳がわからないんですけど。


「そうなんですか・・・」


「まずは婚約して、1年後に結婚しようと思っている。ユウナのことは、召喚された日から水晶玉を通してずっと見ていたんだ。この子が、もうすぐ殺されるのかと思うと胸が張り裂けそうに痛くなって、どうにかして助けてあげたいと思った。そんな気持ちになったのは初めてで、自分でも驚いているんだ」


まさか、ずっと見られてたなんて思いもしなかった。

ちょっと怖いけど・・・。


でも、助けてくれた時は、本当に嬉しかった。


「見てくれていたなんて、びっくりしましたが、それで助けてもらえたので本当に嬉しいです。これからよろしくお願いします、アーサー様」と笑顔で答えた。


頬を赤くしたアーサー様は

「こちらこそよろしく」と言って離れていきました。

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