封印生

 私、たぶん悪いことはしていないんです。

ただ少しだけ、他の子と違っただけなんです。

「お前は特別だ」

そういって、先生は抱きしめてくれました。

それが、うれしくて。

うれしくて、ついつい。

殺しちゃったのです。

それだけなのに。

私は、封印されるそうです。

余りの力は、人の手に収まらないようです。

不思議な話よね。

最強を求めて、私を作り出したのに――

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