真っ青

 「さあ皆さん?始めますよ?」


そう言った彼の表情は余裕に満ち溢れている。

僕の事を舐めているのだろう。挑発も良いところだ。


「いつどこで、誰が何をした」

「何のために?どうやって?」


基礎は解っているようだが、それは当たり前だ。


「僕が住む世界は見渡す限り真っ青だ。

どこまでも続く水平線、それはそれは眩しくて。」


続きを書いてごらん。どうした、描けない?

確か君の名は、神影かみかげと言ったかな。

数年後、再び会うことになるだろう。それまでに課題を出す。


僕という話を書きなさい。

僕という話を完成させなさい。


未来の君から

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