夕暮れを迎え入れる空

美しい小石を美しいと知らぬまま踏みつける。雑草など気にもとめず踏み潰す。苔などには目もくれず、蟻に解体される側溝のカマキリを無いものとし、目の前の美しいものに向かって歩いていた。夕刻の、夕焼けとは呼べない夜の入口。

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