わすれなぐさみ

月は綺麗だけれど、私は綺麗だろうか。自己満足で花が咲くから、私は植物を育てられない。「芽が出ますように」と種を蒔いた幼少期。「どうか、芽吹かないでください」と呟きながら水をあげる青年期。

傷は癒えましたか。勝手に咲いて散りゆくのだから、仕方のない人ですね。私は。私は、私を忘れることであなたが幸せになれることを、祈っています。

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