介護の始まりのために
今朝の「あさイチ」で親の介護についての特集をやっていました。
親に介護の必要ができた時、やはりうろうろしてどうすればいいか分からない。そんな時にはどこに相談すればいいかみたいなことを教えてくれてました。
「そういやうちは最初どういう感じだったっけ」
ふと、そう考えてしまいました。
うちは介護と言えるほどの介護はしていないと思います。父の世話はかなり長くしましたが、本当の介護らしい介護は最後の2ヶ月ほどでしょう。入院して帰ってきたら、その先が本当の介護になるのだと思って色々考えていたのに、帰ってこなかったからなあ。
思い出してみると、最初は父が車椅子を必要としたところから始まりました。
かなり頑固な人なので、長らく杖でがんばってたんです。出かけるのにどうしても歩く必要があるので、途中で椅子代わりになる杖とかも買ったんですが、やっぱり段々と無理になりました。
最初はあるお店に買い物に行きたいが、歩く自信がない、でも自分の目で見たいと言い出したことからでした。それでそのお店に聞いてみたら、車椅子の貸し出しがあり、それを借りたのが車椅子初めです。
それからは行く先で車椅子を借りて、ちょこちょこと出かけるようになりました。コストコとかも行きましたよ。あっちこっちで貸し出してくれるお店があるので、結構詳しくなりました。
ただ、そうすると連れて行く方が大変なんです。車でお店まで行って、父を残して車椅子を借りに行って戻って乗せて店内に連れて行って、帰りは車まで送ってまた父を乗せてから車椅子を返しに行く。今思い出してもやっぱり大変だったなあ。
それで車椅子を買うか借りるかしようということで、介護保険で借りられるからとそういう機関に連絡し、色々聞いて、介護認定を出してもらい、車椅子を借りることにしました。車椅子の種類にもよりますが、月に数百円で借りられるので助かりました。
長らく使ったので、買った方がもしかしたら安かったかも知れないけど、レンタルの方が壊れたり、他のが使いたくなったりした時に交換してもらえるのでそうしたんです。
父が亡くなって、他に借りてた手すりとかも返したんですが、やはり車椅子だけは泣けてきましたね。それほど長く使ってたなあ。
うちの場合はそんな感じで、緊急性を感じないうちにつなぎを取っていたので、色々と動きやすかったです。今はご両親がご健在な方も、そういうところから少しずつ連絡先とかを調べておいた方がいいかも知れません。今はいらなくても、いざという時のために、ちょっとだけ知ってたら安心かも。
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