わんこそば以上のこと
テレビで芸能人がわんこそばを食べる番組を見てました。
俳優の松下洸平さんと、サンドイッチマンの富澤さんですが、どちらも最後のフタをするのに難儀してて、笑ってしまいました。富澤さんなんて、最後には顔でお椀にフタをして、もうおそばが入っていないのを確認してからやっとフタをして終了なんて力技を使ってて、本当におもしろかった。
わんこそばって食べたことがないんですが、一度食べてみたいなと思います。大体8杯で一人前だそうですが、横から「はいがんばって」と言いながらおそばを入れられて、フタをするまで食べ終われない。また入れる人が早くてなかなか食べ終われない、やってみたいです。
そしてその話をしている時、ふと、こんなことを言ってしまいました。
「皇族の方とかわんこそばって食べてもらえんよね」
聞いた相手が吹き出して、
「ああいう人たちはわんこそばに限らず、色々食べられないものがあるんじゃないの」
と言ったんですが、いやあ、わんこそばってやっぱりそういう高貴な方達には食べてもらいにくいですよ。
国の内外に関わらず、偉い人や高貴な人に「うちの名物です、どうぞ」って色々な物を食べてもらうと思いますが、その中でもわんこそばって食べてもらいにくいナンバーワンじゃないかな、と、お風呂に入りながら考えてました。
どう考えてもできないでしょ、そういう方に横から「がんばって」って勝負するみたいにおそば入れるって。入れてもらう方の方も必死にフタをして、なんてシーン想像できない。
他にもあるだろうと言われたけど、例えば匂いが気になる「ふなずし」とか「くさや」だって、ちょっとだけ切って「一口だけ」と言われたら、きっとお上品に食べてくれると思います。栃木の子供の給食に出て、子供たちに「ゲ◯(自粛)」と呼ばれている郷土料理「しもつかれ」だって一口だけなら食べてもらえると思います。
高校時代の友人が小さい時、何かの催しに上皇后陛下、当時の美智子妃殿下が来られて、子供達と一緒にお昼のカレーを召し上がったそうなんですが、
「本当に一口だけちょっと食べてすぐいなくなったのでかわいそうだなと思った」
と言ってたのも思い出しました。そういう風にあっちこっちで色々なご飯を色んな人と一緒に召し上がってらっしゃるんですよ、そういう方達は。
だけどやっぱりわんこそばは本気では食べられないだろうと思いました。
わんこそば以上に高貴な方に召し上がっていただけない、できれば有名な郷土料理とかってちょっと思いつかないんですが、何かありますでしょうか?
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