腰痛の話・その1
たまたまSNSで見かけた方が腰痛で入院、手術した時のことを「猫ミーム」というもので書いていらっしゃって、思い出したので書いてみようかなと思いました。
気がつけば、今はほぼ腰痛ということを感じない生活をしているのですごく不思議なんですが、私は腰痛との付き合いが長いです。
一番最初にえらいことになったのは大学3年生の冬でした。
その年の少し前、父の膝の具合が悪くなり、それまでよりたくさん仕事を手伝うようになったんです。結構な力仕事も多かったです。
ただ、まだ若いし、腰痛だとか膝痛なんて全く関係のない生活でした。だから腰に負担をかけない動き方、なんて意識もしていなかった。重い物を持ち上げるにも力任せ、思えばこの頃から腰に負担をかけまくっていたと思います。
そしてさらに、その年にアルバイトで寒い場所で作業するような日々が続き、なんとなく腰がしんどいなとは思ってたんですが、前述のように腰痛なんて年寄りの病気、自分には関係ないと気にせず若さだけで動く日々でした。
そんな中、友人に誘われてスケートに行きました。冬なのでアイススケートです。
子供の頃に行ったきりで、ロッカーからスケート靴履いてリンクに行くだけで一苦労。冷たい中で手すり掃除をしながら、なんとか滑る真似とかして動いていた時にころんだ!
腰というより尻もちをついたお尻が痛くて、涙が出たけどそれもすぐに収まりました。そしてそのまま夜まで遊び、家に帰っても特に腰にきた、という感じもなかったと思います。
その翌日だったか翌々日でしたが、あるロックのコンサートに行くことになっていて、また違う友人と神戸国際会館へ。
その時、腰が痛かったんですよ。正直寝てたいな、と思うぐらい痛かったんですが、コンサートにも行きたい。その当時人気のアーティストのライブです。
「よし、痛み止め飲んで行こう」
私は普段、痛み止めを飲むなんてことほぼありません。だからよく効いて、すぐに痛みがなくなりました。
思い切りコンサートを楽しみ、帰ってきてお風呂に入って就寝。
その翌日、目が覚めて起きようと動いたら、
「痛い!」
激痛です。
痛みで動けない。
「これは一体どういう状況だ!」
某かっこいい兵長のセリフそのままですが、彼のように体をねじる姿勢を取ることもできない状態。
時期は春休みです。学校もないしいつも結構寝坊だったので家族にもほっておかれてる。部屋は二階、大声を出しても下に聞こえるかどうか。というか、大声出したら多分腰に響くから出せない。
そうしてると、さすがに母がしびれを切らして起こしにやってきた。
「いつまで寝とんの!」
ガラッと部屋の戸を開けてそう怒られたんですが、それに対して私の答えは、
「動かれへんねん!」
でした。
やっと助けが来たと思ってホッとしながら、なんとも情けない気持ちになりました。
この時まで大体冬になってから3ヶ月ほどの間だったかなあ、腰に負担をかけまくった挙げ句の出来事でした。
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