ヤギとヒツジ・その2

 前回、


「ヒツジも紙を食べるのか」


 という疑問からヤギとヒツジの違いについて調べてたら、色々と面白くて長くなりそうだったので2つに分けてみました。 

 今回は同じく家畜化されてるのに、ヤギとヒツジってやっぱり違うよね、ということを。


 ヒツジの方が家畜化が早かったのに雑草用にはヤギの方が重宝されるのは、食べ方が違うのがまず一つそうです。

 ヒツジは地面に近いところの草から食べるのに、ヤギは高いところから地面に向かって食べるということから、雑草を食べてもらうのにはヤギの方が向いているとか。


 それからヤギはよく崖のようなところにいるけどヒツジは平地にいることが多い。どんな場所でも草を食べてくれるのでヤギの方が重宝する。

 確かに「アルプスアイベックス」なんてあのアルプスの急な坂をひょいひょいと飛びながら、あっちこっち移動して草を食べてます。ほとんど垂直の崖を知らん顔で移動してる姿は同じ哺乳類とは思えないぐらい。

 あれを思い出すと、土手なんかに放すのにやっぱりヒツジよりヤギの方が向いてるように思います。ヒツジよりヤギの方が身軽そうだ。

 

 それにこれも大きな理由の一つらしいんですが、ヒツジは毎年毛刈りをしないといけません。牧場などで毛刈りをするのならいいけど、草刈り用に飼うには手間がかかる。

 刈った毛を活用するのならヒツジもありかと思うけど、そうじゃないなら毛刈りの必要のないヤギにやっぱり軍配が上がりますね。


 そういえばヒツジの肉は割と食用として流通してますがヤギの肉って私が何かで読んだ限りでは、沖縄とどこだっけかなあ、伊豆大島だったか、そういう島だけで常食されるという話でした。狭い範囲としては食べてても、広くそのあたりで普通に食べられるかどうかということでしょうが、これもヒツジの方が早く家畜化されたからかも知れません。

 ヒツジの肉も臭みがあるので食べられないという人がいるようですが(私は平気です)ヤギはもっと臭いらしい。食べたことないから本当のところは分かりませんが、そう聞きます。


 似てるようでちょっと違うヤギとヒツジ、思わぬ鼻歌からその違いを知ることになりました。

 

 今の時期、六甲山牧場のSNSで「かわいいヒツジの赤ちゃんが生まれました」の報告をよく目にします。ヤギの報告は今のところ目にしてないけど、おそらくヤギもいるでしょう。

 春になったら牧場に遊びに行きたいなあ。六甲山でも淡路島でも動物王国でもいいけど、もふもふとたわむれたい気持ちになってます。

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