残念だったこと2つ
9日の土曜日に和歌山から打ち上げ予定で楽しみにしていた日本の民間初のロケット「カイロス」の打ち上げが失敗しました。
今日は用事で見られなかったんですが、帰ってきてテレビをつけたら「発射直後に爆発」と知ってとても残念です。
9日に延期されて、その時は打ち上げの時に船が退去するはずのエリアに残っていた船がいたからでした。技術的な問題ではなかったし、たった数日で再打ち上げということで期待してたのになあ。
でも失敗は成功の母。次は今回の問題をクリアして成功してくれるとおもっています。今回のことで和歌山はロケットの町という印象もできましたしね。
しかしロケットはこういうことがあるから、泊りがけで見に行ったりするのも賭けですね。前回は土曜日で休みがあるから来られていた人も平日は来られなかったかも知れないし。
だけど色々な予定を調整すると、今日の11時11分12秒にしか打ち上げられるチャンスがなかったようです。
「せっかくだから秒も11秒にすればいいのに」
という意見もあったようですが、地球の周囲を回ってる人工衛星だとか、なんだかんだを調整するとその一瞬しかだめだったとか。そんな秒単位で動いてるものなんですね。
そして残念だったことがもう一つ。
瀬戸内の春の頼り「いかなご」が今年は炊けませんでした。関西以外の方もニュースなんかで見られたかも知れませんが、一応説明を。
「いかなご」という魚がおりまして、春になると当地ではそれを「釘煮」という佃煮にします。そして親戚知人などに春の便りとして送るという風習があるのです。
うちも私が小学校の頃、父が仕事の取引先の奥さんに「持って帰って炊き」と言っていかなごから調味料一式をいただき、炊き方を教えてもらって炊き始めたらしいのですが、それからずっと何十年もの間、春には炊いて送るようになってました。
母が亡くなる本当にほんの少し前まで炊いて送り、そのお礼の電話を受け取ってから倒れたので、その翌年からはずっと私が炊いて送っていました。母が亡くなったのでもう食べられないと思ってたと親戚や知人も喜んでくれて、それに私の友人知人も増えて、結構な量を炊いていたんです。
その「いかなご」が今年は今までで一番の不漁ということで、一日だけ漁をして終わってしまったので炊けませんでした。1日だけ売ったようですが、数も少ない上にとんでもない値段、そして私は確定申告その他の用事で動いていたのでとても炊く余裕はなし。
最初から漁一日でやめるかもという話があったので、やっぱりかで終わりました。
今、いかなごを一番楽しみにしてくれてるのは、私の短編やエッセイにもちょこちょこと顔を出す「L氏」なんですが、さすがに今年は無理だろうと思ってくれてたようです。
そこまで減ってしまったのには色々な理由があるらしいのですが、それでも1日だけだったらいっそ最初から「播磨灘の漁も今年は禁漁」と決めてくれた方がすっきりしたなあ。気持ちの上でどうなるのかと振り回されたような感じです。大阪湾は今年は禁漁と早くに決めたんですから、そうしてくれてればよかったのに。
ロケットもいかなごも、次はどうなるんだろうなあ。どっちもいい方向に動いてくれるようにと祈ってます。
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