　昨日は節分で巻き寿司を丸かぶりしましたが、今日はそれを切っていただきます。

　１本を八等分、売ってる巻き寿司も大体そのぐらいの幅にカットじゃないですかね。

　お皿に並べて、じっくり味わいながら１切れずつ。うん、やっぱりこの方が落ち着いて食べられる、味もおいしい気がします。

　いつも丸かぶりの時にもったいないなあ、と思うんですが、イベントなのでね、がんばってぱくぱく１本を無言で丸かぶりしています。

　そういや、ずっと前になりますが、友人が東京の出版関係で仕事をしていて、

「そういえば関西では節分にこんな風にするらしいよ」

　という言葉が友人からさらにその友人に伝わったんですが、その友人がある有名作家の編集者さんをやっていて、その作家さんの耳にまで届きました。

　ある時友人が私の職場に電話をしてきて、

「その作家の方がその風習について聞きたいと言ってる、お母さんに電話をしてもいいか」

　と言ってきたのでびっくりです。

　本当に誰もが知っている作家さんで、作品が映画やドラマにたくさんなっていらっしゃる方です。そしてその方のマネージャーさんだったかなあ、そういう方から母に電話がかかってきて、説明をしたようです。私は仕事に行ってる時で直接は知らないんですが。

　残念ながら私はその方の作品を全く読んだことがないんですが、もしかしたらエッセイか何かで取り上げられているのかも知れません。その方のファンがそういう小説は読んだことがないと言ってたので、軽い読み物にでも書いてるのかも。

「そういやある作家のエッセイでそういうの読んだことがあるぞ」

　とお心あたりのある方がいらっしゃいましたら、それはうちの母経由かも知れません。

　毎年この時期になると思い出します。

　今日ももぐもぐと巻き寿司を食べながら、そんなことを思っていました。

　それにしても巻き寿司おいしい。

※近況ノートに写真があります。

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