第9話 令和三十年 十月九日
生配信
はい!どうもこんばんは、今日も始めていきたいと思います。今日は令和30年10月9日でございますですね。えーと、音とか大丈夫でしょうか。
今日はですね、四国のほうに来ておりまして、えー、音だいじょうぶ、オケ、オッケー、問題無しと、はい、ありがとうございます。わこつです、こばわーということで、こんばんはです。
わこつとか、懐かしい言葉も見えましたけども、古き良き言葉に時代の流れを感じますね。移り変わる時代の流れの時の中で時代と共にですね、えーと、しゃべりながら何を話していたか忘れることって多々あるじゃないですか、そういうのを受け入れていくっていうのも大切ですよね、何がですか? は? はぁ? 何を私は言っているんでしょうか? ちょっとだけ頭の回転が悪くなってますかねー。
えーと、実はですね、今日ですね、昼間にですね、ですねですねうるさいですね。
昼間に私たち三人で歩いているときにですね、道でうずくまっているというか、倒れている方を発見いたしまして、パラオから日本の本土に移り住んだ方だったんですけれどもね。
その方が、脂汗をかいて道にうずくまっておられまして、それがですね、例の病原菌だったので、慌てて救急車を呼びまして、電話したのは光鈴さんだったんですけれども、それでですね、私たちも一緒に病院まで行きまして、私たち三人も病院で抗生物質を渡されましてですね、先ほども飲んだんですが、少しだけ頭がボーっとするような気がしております。
何か変なですね、失言などありましたらですね、そっと、生暖かい目で見守っていただけたらと思っております。
えーと、今日はですね、四国のサロンメンバーさんのお家でご厄介になっておりまして、古くからの立派なお屋敷といったお家でして、その一部屋をお借りして配信しております。
今日はですね、本場の讃岐うどんをいただきまして、お昼に松山の駅の近くでいただきまして、先ほどですね、お夕飯もですね、讃岐うどんをいただきまして、同じ讃岐なんですが、まったく違うお味でして、これが、どちらも非常においしくて、びっくりいたしました。
一日三食うどんでもいいという香川の人の気持ちが分かりました。
さて、えーと、今日の陛下のコーナーはですね、ゴホゴホッ、はっ!もしや!
大丈夫です、ちょっと咳が出ただけです。今日は黄砂もすごかったんでね、大丈夫だと思いたい! 何か症状が出たらすぐに病院に行きますのでご心配には及びません。
えーと、今日の陛下は、浜松に行かれたそうです。
静岡の長い海岸線の防潮堤が完成したということで、その式典ですね。
この静岡の防潮堤ですが、景観を損なわないためにですね、高さ調節の可動式となっておりまして、さらにですね、いつか来るであろう南海トラフ地震の津波にも対応した強度を持っているということです。
すごそうですよね、可動式なのに強度が強いってどうやってるんだろうと思いますけどね。
記事には続きがありまして、可動式で大津波が本当に防げるのかという皆さんの疑問はごもっともで、本当に大津波が来たら、可動部分は壊れるそうです。ただし、防壁は外れないし流されないそうです。傾いたり曲がったりはするけれど、それは仕様ですと、初めから公言されているそうです。
式典ではマックス十メートルにせり上がる壁の稼働テストもありまして、陛下も十メートルの壁をご覧になったということです。
今日は地元の方のご厚意で、うな重カッコ竹をいただいたそうですが、店が個人経営の為、混乱を避けるためにも、お写真は無しだそうです。御代はきちんと払ったそうです。
決まりですからね、きちんとお支払いになられたんでしょうけれども、お写真をアップされないのもですね、きっと陛下は、うな重なんて食べられないよって国民の心をおもんばかった御心遣いなんでしょうね。
でもですね、あまりお気になさらずともいいと思いますよ。
国民は日ごろから陛下よりもいいもの食べてると思います。ラーメンとか、寿司とか、かつ丼とか天丼とか親子丼とか、ファミチキとかポテチとかチョコとかアイスとか、好きな時に好きなものを好きなだけ食べてるんですから、最近では食糧難で多少は食べる量が減りましたけど、かえって健康になったんじゃないでしょうかね。
陛下なんてね、栄養士がついて、学校給食みたいなとは言いませんけども、少ない予算でね、塩分も糖分も油も控えめで、ホントにですね、もう少し食べ物を自由にしても良いのではないかと思いますね。
お次は、質問のコーナーですね。
さて、今日の質問は、光鈴さんは、なぜそんなに美しくて頭が良くて強いんですか、という質問ですね。えー、いわつよくん? 岩にごう、ツヨシという字、ふりがなおねがいしますね、十七歳高校生、俺じゃダメか? というコメントがついてますけども。切ない恋心ですかね。
えーと、光鈴さんについてお話しましょうかね。光鈴さんはね、昔ですね、クイズ王としてテレビにもよく出演しておられて、有名人でしたけれどもね。
あちらの世界で私と光鈴さんと福龍さんの三人は出会いまして、光鈴さんは元々ですね、学者というジョブ、職業だったんですけれども、あまりRPGには出てこないですかね、敵の分析が専門ですね。相手を分析して、属性を判定して、弱点を発見してっていう、指揮官タイプなんですよね。
あそこが弱点だから遠距離はあそこを狙ってくださいとか、火属性に弱いから属性攻撃してくださいとか、ブレス来るから避けてーとかですね。
物凄く重要な役なんですけどね、どうも本人はそれがイヤだったみたいですね。
あちらで色んな人に弟子入りをしまして、あちらには様々な武術の達人がいらっしゃいましたので、その方々に技を伝授してもらって、光鈴さんは記憶力も運動神経もすごいので、あっという間にですね、技のコツとかをマスターしてしまいまして、今に至るといった感じですね。
敵の弱点を分析して、的確にそこに武術の技を打ち込む光鈴さんは、ものすごく強いです。急所を狙うのが得意というか的確なので、光鈴さんの技はですね、ものすごく痛いです。絶対に怒らせちゃダメですからね。絶対ですよ! 今わたしは話しながらブルブル震えてます。もう毎日ブルブル震えながら生きております。
うっそでーす。うそですってば、カメラの向こうから睨まないでください、睨まれただけで怖いんですよ、あー、嘘です嘘です。あ、わたし今気が付きました。もう逃げ道を塞がれている! 何を言ってもダメだ。 ほらね、光鈴さんに三回睨まれただけで、いつの間にか詰んじゃってるんですよ。
美しいのも頭がいいのも最初からで、強いのはあちらに行って強くなって帰ってきたから、ということになりますかね。初期パラメーターが一般人と違う御方です。
さて、次にいきますね。
えーと、今日はですね、パラオの方にお会いしましたので、パラオのことを少しお話させて下さい。最近、日本になった島、日本の南、フィリピンの東にある小さい島国。
パラオはですね、日本が統治していた時代があったんですけれども、第二次大戦前ですね。戦争が終わってからはアメリカが統治してました。信託統治ってやつですね、侵略とか植民地とかじゃない統治ですね、信託統治。そのアメリカ統治が終わったのが1994年ですね、1994年に独立しました。そして令和二十八年に日本の一部となったわけですね。
えー、敗戦前の日本統治時代に戻りますけれども、日本は1919年から1945年までパラオを統治していたんですが、その日本が統治する前はどうだったかっていうと、ドイツが植民地として支配しておりました。その前はスペインかな?
パラオは人口も少なくて、小さな島が集まった国ですね、そこを色々な国が支配とか統治とかをして続いてきた国なんですよね。
そんな、スペインとかドイツとか日本とかアメリカとか、支配された歴史を持つパラオという国が、なぜ日本を選んで、この大混乱の時代に日本に助けを求めたのかって話なんです。
昔、日本の軍隊がパラオに攻め込んで、パラオをドイツから奪った時ですね、パラオには文明と呼べるものがほとんど無かったんですよね。ドイツの植民地支配は、住民の生活水準とか教育とか衛生管理とか、ぜんぜん考えてなかったんですよ。ほったらかしです。ただの奴隷支配です。
それを日本統治時代に、大きく改善させました。
日本はパラオに、道路を作って、病院を作って、学校を作って、日本の本土となるべく変わらない生活が出来るようにしたんですよね。
日本人もたくさんパラオに移り住んで、きちんと、現地住民への差別は許さんってお達しまで出して、現地の人々と平和的に交流しました。昔の日本人はすごくよくやっていたと思います。
だから今でもパラオの人たちは日本を大好きでいてくれたんです。日本人はもっと日本の歩んできた歴史に誇りをもっていいと思います。
日本がね、アジアの国々を統治した時代ってありましたけど、第二次大戦より前ね、負ける前のお話ね。大日本帝国と呼ばれていた頃ね。
あれって、統治する時、現地の住民と戦ったわけじゃないんですよ。そこを植民地支配していたヨーロッパの国々と戦ったんですよ。欧米列強って聞いたことありますかね。
実はですね、当時の日本人は、ヨーロッパに支配されて酷い扱いを受けているアジアの国々の人が不憫でしかたなかったんですよね。
そのヨーロッパの横暴に対抗しようとして立ち上がったって面が強いんですよ。
アジアでその頃に立ち上がって戦いを挑んだのは日本だけです。そして日本は連戦連勝でした。負けたのは最後の一回だけです。
でもですね、その頃の日本人の、アジアで唯一、植民地支配に対抗しようって、欧米列強と戦おうって、アジアなめんなよって、そういう日本人の強い想いっていうのは、第二次大戦で負けた時に、アメリカによって封印されてしまいました。歴史資料の多くは焼かれてしまいました。
戦後の日本では、歴史や社会の授業で教えていい事柄と、教えてはいけない事柄が、アメリカによって決められました。今現在でもそれは有効です。
よくね、某国は反日の洗脳教育がひどいとか言ってる人が多いですけど、日本だってなかなかの歴史教育のいじられかたをしていますよ。洗脳って怖いですよね、常識だとあなたが思っていることは、実はウソかもしれませんよ。
そうそう、ウソと言えばですね、日本人は嘘をつく、ウソがバレるのを、ものすごく恥だと思う傾向があるんです。嘘ってバレたときに恥かしいじゃないですか、バレバレな嘘をついてる人なんて、見てるこっちが恥ずかしくなっちゃう。
そう、コメントいっぱいですけど、そうそう、当たり前ですよね。嘘はいけない、実直に清廉潔白が一番ですよね。
日本人は嘘をつかない。絶対じゃないですけど。全員じゃないですけど。
自分の言葉に責任を持つ。嘘で誤魔化さないっていうのが日本の常識。
でもですね、そんな嘘は絶対にいけないって考え方の国は、実はめちゃくちゃ珍しいらしいです。
ほとんどの国は、どうやって他国を欺いて自国に利益を出すかを考えてます。その他国を欺いて自国に利益をもたらすって戦略がキレイに決まった時が一番かっこよくてうれしい瞬間だそうです。
知略をめぐらすとか言いますけどね、日本は他国の知略に一番引っ掛かりやすい国じゃないですかね。だって、相手がルールを破ることを想定していませんからね。
「ルール違反だー」って後から叫んだって、どうしようもない問題が、世界にはたくさんあるんですよね。
ほとんどの問題が、戦争とかですね、負けた後で、取られた後で、ルール違反だーって叫んだってもうどうしようもないんですよ。そう、北方領土とかね。
だからですね、私たち「異転会」は善の心を学んでいますけど、ただ良い人になるってだけではダメだってことです。ちゃんと悪と戦う強い心を持たなければいけませんってことです。
日本以外の国では、今ピリピリムードですね。いつ日本が巻き込まれるか分かりませんよ。油断してちゃダメですからね。
日本の平和を守るため、気を引き締めていきましょう。
それではですね、今日の無料放送はこのへんで終わりにしたいと思います。
有料のほうでは、私の般若心経と熊野古道の映像です。音楽は、雅楽をされているサロンメンバーさんのオリジナル曲です。熊野古道の映像にマッチした、すごいやつです。聞けばわかります。
それではですね、あ、忘れるところだった。限定放送の会員、限定会員は月額六百円、オンラインサロンは月額千円、ご興味ある方は、お願いいたします。
では、また次回、お待ちしております。合掌。
「はいオッケーです」
「お疲れさまでした、ありがとうございました」
「抗生物質、ぼーっとしますね」
「なんかストッパーが効かない感じが、しゃべりすぎたような気がします」
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