第7話 令和三十年 九月十二日
生配信
はい、今日もですね、始めていきたいと思いまーす。こんばんは、今日は令和30年9月12日の土曜日ですね。
今日もですね、昨日と同じで、某お寺さんなんですが、後ろのお釈迦様、見えてますでしょうか? おっけー、音オケ、ばっちり、お疲れ様です、はい、お疲れ様でございます。後ろキレイ、昨日と違う? ライトアップ、掃除した? ということで、正解ですね。たくさんのコメントありがとうございます。
今日はですね、お堂のお掃除をさせていただきまして、お釈迦様も、ろうそくの燭台なんかもですね、磨かせていただきまして、それで今、放送前にですね、ろうそくに火を灯しました。
お釈迦様のいくぶんキレイになったお姿をね、ろうそくの灯が優しく照らしているのが、画面を通して皆さんに伝わればと思っております。
えー、住職さんとのお話が大体まとまりまして、えーとですね、ここは古くからの小さな集落のお寺でして、檀家さんも少ないですし、もしもの時は近くのもう一つあるお寺さんに檀家さんをお願いすることもできるそうで、私たちは法事などはやりませんのでね、その辺の心配は無用とのことでした。お墓の管理などは御住職に引き続きおねがいするということで。
私どもでこのお寺さんを借り受けることにしたんですが、御住職にはもちろんこのまま居ていただいてですね、隣に住職のお家も建っていますのでね、体の元気なうちは引退なども考えてらっしゃらないそうなので、私どもが禅寺として使わせていただいている間も、お手伝いしていただけるそうです。
つきましてはですね、昨日も少しお話させていただいたんですが、修繕しなければいけない所が、何カ所かございます。
そこでサロンのほうで大工さんを募集いたします。宮大工さんとかではなくですね、普通の大工さんでお願いしたいのですが、古い家のリフォームとかが得意な方ですね、大黒柱があるような古い家などの修繕経験のある大工さんであれば、サロンのほうで詳しい説明をしてありますので、ご連絡をお願いいたします。
お手伝いするよって方もですね、おりましたら連絡をお願いいたします。
修繕が終わりましたら、修生派の禅寺として、サロンメンバーの修行の場として使わせていただきます。
こちらで三十四カ所目となりますかね、全ての禅寺の維持費はサロンのお金と動画の収益が使われております。
さて、次に行きます。
今日はですね、このお寺さんの裏にある山に登ってきまして、古くから神様のいらっしゃる山という事で、山頂に小さな御社もあるということを聞きまして、午前中のお堂の掃除のあとですね、お昼ごろから登って来ました。
それでですね、途中でキツツキの音がしまして、どこからか、木の上のほうからですね、コンコンコンコンコンコンってすごい速い音がしまして、もっと速いですね、ダララララララララ、みたいなマシンガンのような速さでして、光鈴さんと福龍さんに、この音はキツツキでしょうかって聞いたんです。
そしたら、福龍さんは、たぶんそうじゃないですかって、光鈴さんは首を傾げて、キツツキ科の何かでしょうが、種類までは見ないとわかりませんということで、まあ、わからなかったのは良いんですけれども、そのあと福龍さんがそそっと距離を詰めてきたんですよ。
キツツキってどう書くか知ってますか?って福龍さんが私に聞いてくるんですよね。なんて言うんですかね、得意げな、私は知ってますけどあなたはご存じないでしょうねっていう顔を必死に隠したクールな顔で聞いてくるわけですよ。
横にいる光鈴さんはね、このお人は元クイズ王でらっしゃるのでね、当然ご存じなんでしょうよ、知らん顔です。考える素振りもないし私にヒントを出す気さえ無いんですよね。
それでまあ、私も多少は考えまして、木に穴を穿つ鳥、みたいなんじゃないですかって答えまして、ぜんぜん違うんですけれどもね、そしたら福龍さんが、残念、惜しゅうございましたって言って得意げに懐から紙とボールペンを取り出しまして、なんでそんなの持ってるか知りませんけど、それで紙にサササって書いて私に見せるわけですよ。
今コメントに正解の漢字が、さっきからいっぱい流れてますけどね、そうその、どうやってもキツツキと読めない字ね。
でもですね、このクイズ番組とかによく出てくる難読漢字ってやつね、この難読漢字って、中国語が出来ればみんな書けるんですよ。
いいですかみなさん、この難読漢字ってやつは、中国語でどう書くかってことなんですよ。どうも私はこれが納得できないというか、これはもう中国語であって、日本語の守備範囲を超えてると思うんですよね。
クイズ番組も出題するときに、中国語でどう書くでしょうかって言って欲しいんですよ。
キツツキだとかゼンマイだとかタンポポだとかシャクナゲだとか、(啄木鳥、紫萁、蒲公英、石楠花)他にもいくつか福龍さんに問題を出されたわけですけども、このへんの漢字は、そろそろ日本人が日本語として読める新しい漢字を作るべきなんじゃないかと思いますね。みなさんどう思います?
私たちで新しいキツツキの漢字を考えて、どこかに送りつけましょうか、新しく考えた漢字ってどこに送れば採用されるのかまったく分かりませんけども。
でもですね、どっかの時代には居たはずなんですよ、新しい漢字を考える係の人が。日本用の日本の漢字を考える専門家が。
まだ全然日本語用の漢字が完成してないのに、どっかで、もうキリが無いからさ、あとは中国の漢字をそのまま使うってことにしちゃおうよって、諦めちゃったんですよ、投げ出しちゃったんですよ。だからきっと変な難読漢字が残ってるんですよ。
まだ完成してませんよー、まだ新しい漢字を考える係の人は必要ですよーって、いったい誰に言えばいいんでしょうかね。
さて、文句を言うのはこれくらいにいたしまして。
お次は今日の陛下です。はい、今日はこちら、サイゼですね、今日は葉山の御用邸が新しく高台に作られましたので、そちらのお披露目会ということで、帰りに鎌倉の大仏様訪問と、駅前のサイゼでお食事ということです。
お写真は、魚肉ソーセージゴロゴロのミートソース、ボロニア風と、ほうれん草とカニカマのソテーということです。練り物がボーノ! とコメントされてますけれども、ほんとにですね、このお肉の不足している時代に、日本には練り物文化があってよかったですね、練り物が大活躍ですね。
最近では肉カマって普通にみなさん食べてますけど、お肉風のカマボコだって忘れちゃってますよね。日本のカマボコ技術に感謝ですね。合掌。。。
それでは、次は質問コーナーです。
今日の質問は、あちらで死ぬとどうなりますか? というご質問、フキノトウサンさん、35歳ですね。
ズバリ、死にますね。一応ですね、私みたいなヒーラーがいれば、少しの間でしたら、10分20分ぐらいですかね、リザレクションが出来ます。
こちらでは無理ですよ、あちらでだけです。それでですね、このリザレクションがものすごく難しい呪文でして、コンディションというか、きっとゲームで言うMPの残り具合なんでしょうが、失敗する確率も高いです。
失敗しても、そのままほっといても、死ぬのは同じなので、私しかいなければ私が、他にもっとすごいヒーラーがいれば、その方にお願いするんですけれども、一発勝負なんですね、もう一回は出来ないんです。チャンスは一度きりです。
そこは、恨みっこなしで、生き返ったらラッキーぐらいの感じですね。
それでも、ヒーラーにのしかかるプレッシャーはものすごいものがありますので、失敗して責めを負うのであれば、メンタル的に、逆に成功率は下がるでしょうし、そもそもヒーラーがリザを唱えるのを拒否します。恨まれたくないですからね。
なかなか鋭い質問、ありがとうございました。
それでは次ですね。今日の説法。
えーとですね、少し今の話に戻るんですが、リザレクションを失敗して、それで恨まれるようだと、さらにプレッシャーで失敗する確率が上がるというお話をしたんですけれども。
そもそもですね、あちらにいる人の中で、そんな、リザが失敗したからってヒーラーを恨むような人はおりません。
あちらでは、こちらから渡った人とパーティーを組むんですが、そんな心の人はむこうへ渡れないと思います。たとえ、愛している人が死んで、ヒーラーがリザに失敗したとしても、そこでヒーラーを恨むとかですね、まあ、ヒーラーの私が言っては本当はいけないんですけれども。
愛する人を守れなかった自分の力のなさをですね、ヒーラーのリザの失敗ということへの恨みに変えるような、そんなことを本気で思うような心の人は、むこうには居ないんですよね。
私はこちらの世界に戻った時に、その、あちらとの人種の違いのようなものを、ものすごく強く感じましたね。
こちらだとテレビとかでいっつも、誰の責任だーとか、責任をとれーとかニュースとかワイドショーで言ってますけどね、なんか不毛というか、考えが浅いというか、日本人の悪い所ですよね。
昔からそうなんでしょうね。
昔から、責任を取って切腹だーとか日本人は叫んでたんでしょうね。
この誰かに責任をなすりつけたいって心は、煩悩の何に当てはまるんでしょうかねえ。
うーん、人はですね、多かれ少なかれ、煩悩を持っていて、恨んだり、憎んだり、羨んだり、どうしてもしちゃうこともあるんだと思います。でもですね、それは正しくないことなんですよね。
憎しみや怒りを力に変えるって、マンガとかだと、暗黒面にとらわれるだとか、悪に心を捕らわれるとか、邪心に飲み込まれるとか、いろいろ言われますよね。
仏教では、欲を捨てるって話をよくしますけど、今言ったような邪まな心を捨てるっていうのが、大前提で第一ステップなんですよ。そのうえで、邪まではないと思っている欲も捨てるっていう、何が問題なの?って思っちゃうのも捨てるっていうけっこう難しいのがあるので、私も第一のハードルを越えられない人のことを忘れたりするので、そこは大きな反省点なんですけどね。
そういう最初に来る感情、恨みや憎しみや苛立ちや、そういう感情を抑えるのが最初のステップ、それが出来ると見えてくるのが、もっと深い、傲慢さだとか、自己顕示欲だとか、疑心だとか、愚痴だとか、私は今日の放送、最初は愚痴でスタートしましたけどね。
そういうのを捨てるために修行して、無心になるとか、己を見つめるとか、修行して、試行錯誤してると新しい気付きがあるんです。
滝行とか、己の限界を超えて辛い修行をしていくと、限界を超えた先に仏様を感じることがあります。
その仏様が見守っていてくださる感覚が、嬉しくて、有難くて、こんなにも弱くて、ちっぽけな自分を、見守ってくれている仏様に、有難くて涙が出るんですよね。
皆さんも、禅寺での修行、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
全国、いま三十三カ所でしたっけ、禅寺があります。山奥に、ほぼ自給自足で暮らせる村もあります。禅寺での修行をしながら、山の中で畑を耕しながら、大自然の中での生活、やってみてはいかがでしょうか。
あ、そうそう、ぜんぜん違う話なんですけど、今日ですね、とある方から殺意みたいなものを向けられまして、まあ、そんなことしょっちゅうだと言えなくもないんですが、何て言うんですかねえ、みなさんも、ぶっ殺してやるーとか思うことってあると思うんですよ。そこまで言わなくても、死ねばいいのに、ぐらいはね、思うことあると思うんですよ。人類の大半は、そんなこと思うのは日常茶飯事だと思うんですよね。
そこでね、考え方のステップの上げ方を考えてみましょうって話をしてみましょう。
ぶっ殺すっていうのを、ひとつステップを上げる。殺してはいけないから殴るだけにする。ぶん殴ってやるって変えてみる。
ぶん殴ってやるっていうのを、ひとつステップを上げる。暴力はいけないから、説得、説教、討論、言葉で戦ってみることにする。
これは悪くないぞ、でも何時間説得してもダメだった、相手は変わらない、聞く耳持たない。どうしよう。そうだ、監禁して相手が考え方を変えるまで説得し続けよう。ここまでやるのが洗脳ですね。
説得もやりすぎると洗脳になってしまうから、ひとつステップを上げる。優しくさとす。自らが変わるまでじっと待つ。こちらが我慢を続ける。そしてなんとなく距離を置いて接する。みんなが距離を置いて接しはじめると、これは外から見たらイジメになってしまいますね。
でも、今はココです。現代は暴力は絶対悪で、最近では説教だってパワハラです。何も言えない。だから距離を置くしかない。でもそれはイジメに該当する。
なんかですね、世界はどこかで、この問題に関して、間違った道に来てしまったんじゃないですかね。これは私の個人的な意見ですけどね、私は小さいころ、父親にゲンコツをもらってたんですよ。
いわゆる、家のしつけってやつですね。でもね、ゲンコツをもらうときって、明らかに自分が悪くて、前にも注意されたのに、それを忘れてイタズラとかをしたときだったんですよ。それで、ゲンコツをもらったのって、けっこう覚えてるんですよね、悪い意味じゃなくて、いい思い出なんですよ。
子供の頃にもらったゲンコツって、虐待とかじゃない躾(しつけ)であれば、ぜんぜん間違ってないと思うんですよ。
ゲンコツは良い思い出で、注意されたのは記憶に残ってなくて、イジメは悪い思い出だと思うんですよ。
だからですね、何を言いたいかというと、この問題に関しては、ぶっ殺すのはいけないけど、一発ぶん殴るぐらいがちょうどいい回答なんじゃないかなと思った今日この頃ってお話です。
ということで、今日はこの辺で終わりにしたいと思いまーす。あ、無料はここまで、ですね。有料会員の方は、そのままでお願いいたします。
今日はですね、薬師寺さんとのコラボ動画ですね。こちらでは限定動画で大乗妙典観世音菩薩普門品偈(だいじょうみょうてんかんぜおんぼさつふもんぼんげ)、あちらのチャンネルでは、般若心経を無料公開しております。リンクを張っておきますので、ご興味ある方はチェックをお願いいたします。音楽は薬師寺さんオリジナルの、なんか神々しいやつです。
それではまた次回、お待ちしております。合掌。
「はいオッケーです」
「お疲れさまでした。ありがとうございました」
「限定放送600円とサロン1000円を言い忘れました」
「あ、申し訳ない、失念しました」
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