第15記:狂風
今回の自爆騒動について、考えを巡らせた。理由は幾つかあるが、最大の要因は「俺」であった。結局、俺が悪い。他人が持っているものが、俺にはないらしい。分別なのか、教養なのか、想像力なのか、よくわからないが、確実に「何か」が欠落している。まるで、好むかのように災厄を招き寄せ、取り返しのつかぬ状況に陥り、果てに自滅する。まったく馬鹿げている。
崩壊後に待っているのは、延々たる嘆きと後悔だ。これからも同様のことが起きるのか(起こすのか)と思うと、死ぬほどウンザリする。
寝る前に『ニキータ』(のDVD)を観た。1990年公開のフランス産、アクション映画。監督はリュック・ベッソン。主演のアンヌ・パリローが、元不良娘の秘密工作員を体当りで演じる。助演のチェッキー・カリョも良い。得な役だ。
翌朝。愛機を起動させて、ぴよぶっくを呼び出し、編集作業に埋没した。比較的、サクサク書けた。家の外では、猛烈な風が、朝からびゅうびゅうと吹き狂っている。この風、いったい、いつ止むのかね。
♞以上は4月17日の日記。
ぴよぶっくに限ったことではないが、俺は1度「面白い」と思うと、夢中になり過ぎる傾向があるので、わざとそうしているのだ。そのため、反応が遅かったり、対応が鈍かったりする。コメントやメッセージを頂戴しても、返信が遅れてしまう場合がある。
例えば、月曜にコメントをいただいても、返信ができるのは、早くても、金曜だから、4日の時間が開いてしまうことになる。蛮人は蛮人なりに事情や都合を抱えている。これ以上、活動範囲を広げることは難しい。察していただければ幸いである。
シャワーを浴びて、歯を磨いた。その後、小林薫主演の『深夜食堂 第三部』(DVD最終巻)を観た。同円盤には「きんぴらごぼう」「レバにらとにらレバ」「年越しそば」の計3エピソードが収録されていた。なかなか面白かった。
とりわけ良かったのが、第29話『レバにらとにらレバ』であった。番外篇風の趣き。メインゲストは光石研と篠原ゆき子。監督は松岡錠司。
「おまえはいったい何がやりたいんだ?」
という先輩刑事(光石)の質問に対して、
「ハリー・キャラハン(ダーティハリー)です」
と、後輩刑事(篠原)が即答する場面が異常におかしい。爆笑を誘われた。
♞以上は4月22日の日記。小林マスターの店に行きたい。
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