第14記:診断
チョコドーナツを齧りながら、熱いコーヒーを飲んだ。ささやかな朝食である。食後、愛機を起動させて、ぴよぶっくを呼び出した。
編集作業を始める前に、柳乃奈緒さんの『柳乃さん家の日常』を読ませていただく。今回も面白かった。読後、拍手を謹呈した。
ダサクの編集に没頭した。第20章「ROOM」から、異様な展開が続いている。品質や水準はさておき、異様さに関しては、もしかしたら「ぴよで一番……」かも知れぬ。俺の頭もどうやら本格的に狂ってきたらしい。
俺自身も悪役として「出演」している。悪を演じるのは実に楽しい。面白くて面白くて、仕方がない。現(うつつ)の世界では許されぬことも、虚構の領域ならば、許容される(多分)。ウルトラマンで云えば、怪獣&星人の役、デビルマンで云えば、妖獣&魔将軍の役だ。猛烈にのめり込み、時間の経過を忘れた。
作業後、噂の「ロゴーン」を試してみた。今日書いた『邪神の眠り』の404頁を入力する。ドキドキしながら、診断スイッチを押した。オールEを覚悟していたのだが、結果は意外なものであった。一致指数のベスト3は、小林多喜二・太宰治・阿川弘之の三先生だった。まったく光栄なことである。
♞以上は4月10日の日記の一部。診断結果は忘れてしまったが、そんなに悪くはなかった筈だ。
閉会後、会員さんたちと会員さんたちの御家族といっしょに最寄り駅へ向かった。共通の趣味を持っていると、道中の会話も弾む。
この日もそうだった。そうだったが、滑稽にも、今回が事実上の「最後の例会(参加)」になることに、当時点の俺は、まったく気づいていなかった。
本日。所用雑用をやっつけた俺は、風呂に入り、歯を磨いた。それから、愛機を起動させて、ぴよぶっくを呼び出し、ダブンの編集に没頭した。
286次元の副題をどうするか、少し迷った。最初は「覆水盆に返らず」にするつもりだったのだが、やめにした。やめて「落花枝に返らず」に決めた。こういう際、創元社の『日英比較 ことわざ事典』が非常に役に立つ。
ぴよはもちろん、小説サイトの登録者(ユーザー)ならば、書棚におさめておいて損はない一冊だと思う。鍋太郎、オススメの本です。
♞以上は4月16日の日記の一部。この日、クラブ退会(放逐)が決まった。最大の原因は俺がバカだから。傷つけなくてもいい人まで傷つけてしまった。
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