怖いものほど調べたくなる衝動・・・・・

 私が世の中で怖いと思っているもののひとつが「熊」である。

 実際に見たことがあるわけではないが、数年前に某アンビリバボーな体験を紹介するテレビ番組で熊の獣害事件について知って以来、熊の画像を見るだけでもなんとなく苦手意識を覚えるようになった。

 だが最近、Youtubeなどでなぜか熊関連の動画を後々楽しい気持ちになるという訳でもないのにわざわざ選んで視聴している自分がいる。最初は興味本位でたまたま表示されていた熊の動画をクリックしてみただけだったが、もう関連動画がどんどん出てくるので芋づる式に視聴。怖い、確かに怖い。実際に起きた事件とか被害の結果だけ見ると。でも同時に事件が起きた過程や原因を知ることで漠然とした怖さや苦手意識から、対処法というか熊の習性を理解することであるとか生態系についてとかそういう方向に興味が向くようになった。


 私は仕事でも怖いと思うのがあって、例えば電話対応であるとか上司から突然振られるやった経験のない業務。なんで怖いのだろうと考えてみると、どちらも共通しているのは「知識がないから」だ。電話対応は製品に対する知識が浅くお客様の質問にすぐさま答えられる自信がないから怖いと思うし、そもそも人生経験が未熟すぎて色んなことがまず怖い。自分一人で対応できない、コントロールできない、焦りと緊張と不安...怖い!みたいな。

怖さを打ち消すには、知識を得てなにがあろうと自分で対処できるという自信をつけるしかないのだということを熊の件から学んだ。

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