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    への応援コメント

    自主企画「BL作品、こちらへどうぞ」にご参加いただき、ありがとうございます。

    平安時代のBLということで、その時代と言えば、私は紫式部や清少納言のことぐらいしか頭に浮かばないくらい知識がなく、読んでも知識がついて行けるかどうか不安だったのですが、読み始めてみれば悠々様の描く平安朝の時代の雰囲気に浸りきって最後まで読ませていただきました。

    兄弟の間の愛、ということでこれもなかなか難しい題材かと思うのですが、桔梗の君と藤の父親違いの兄弟、また桔梗の君と東宮の母親違いの兄弟という2組の兄弟が交差しながらの愛憎関係は、ただ一通りの兄弟愛より背徳感が増して、読んでいてとてもどきどきしました。そして、弟のほうが攻め側というのもさらに萌え要素でした。

    途中に差し挟まれる二の姫の心の機微なども細やかに、当時の文化風俗をしっかり書き込んでいる辺り、悠々様の、この時代でこの物語を書きたい!という強い信念を感じました。時代物を書く作者様は、悠々様を始め、皆さまその時代に特別な思い入れをもっておられて、その情熱に触れられるのは読者の醍醐味と思っております。

    物語の結末はハッピーエンドとはなりませんでしたが、それだけに「もののあはれ」というこの時代を特徴づける言葉そのものを示しているようで、この作品の最初から最後まで、時代の雰囲気を伝え続けた悠々様の、これは物書きとしての手腕なのかなと感銘を受けました。

    今後、BL作品の自主企画といたしまして、短編作品を対象とした物が予定されております。よろしければ悠々様も是非、新作短編の構想等ございましたらご参加下さい!はじめまして、のご挨拶もそこそこに、長文のコメントで失礼いたしました。

    作者からの返信

    企画運営、そして拙作を読んでいただいて、コメントをくださり、ありがとうございます。
    趣味に走りすぎてとっつきにくい設定になってしまい、いろいろと不安でしたが、葛西さんのコメントをみて励まされました。感想をいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!
    また短編の企画を予定されているとのことで、楽しみにしております。間に合いそうだったら参加させていただきたく存じます。