第六話『恋する鬼の行き着く先は』③

「はぁ……」


 一日中沈痛な面持ちで吐息をついて、メンヘラ女子みたいに鬱々としながら仕事をしてしまった……。

 夕方になってギルドに帰ってくると、人影はまばらになっていた。

 今のギルドメンバーは、シャルの邸宅に住んでいない子も多くなってきていて、各々の家に帰る女の子も増えてきている。


 幸いだったのは、アキホさんがいないことだった。彼女もまた近郊の街に実家があるらしくって、早めに業務を終えるみたいだ。ちなみに、身体能力に自信のある女の子たちが、人間の女の子たちを自宅まで送り迎えしてあげている。


「アイちゃん、お疲れ様~。元気ないね、どうしたの?」


「はっはっは、アイカでも疲れるときがあるんだな」


 戸口でげっそりとしていたあたしに、横手のテーブルから声がかかってきた。

 ミズキとヒメちゃんだ。二人はギルド内の後片付けをするためか、夜近くになると本部に顔を出すのが日常である。


「まぁね……」


 今のメンタルでイチャイチャカップルを相手にしてらんないな、と思ったあたしは、非情な態度を取ってしまっていた。

 最低だな、あたし。


「ふむ。これは重症だな。困っていることがあるのなら、私たちが相談に乗るが? アイカには、色々と世話になっているからね」


「うんうん。わたしたちにできることなら協力するしさ。なんでも言って大丈夫だからね?」


 だけどミズキとヒメちゃんは。あたしのことを心底心配するように、めげずに優しくしてくれる。


 瞳がじんわりと滲んじゃいそうだ。


 そっか。あたし、知らなかったんだ……。

 今まで孤独だったからさ。友だちもいなかったからさ。

 "誰かに悩み事を相談する"なんて策、思いつかなかったんだよ。


 ミズキとヒメちゃんになら、あたしのこと、聞いてもらってもいいのかもしんない。

 あたしは彼女たちのいるテーブルに向かい、夢遊病者のような足取りで椅子を引いた。


「気遣ってくれて、ありがと。お二人に甘えてさ、悩み事聞いてもらっちゃおうかな……」


「ああ、どんどん言ってくれ。あ、しかしだな、姫の裸を見たいとか、そういう要求はやめて欲しいな。なぜなら、姫のおまn……もがっ!」


「ふざけてる場合じゃないでしょー、みーちゃんっ!!」


 いつもの漫才を見せられて、少しだけ心が軽くなった。


 あたしは切り出し方に悩む。相談事なんて初めてだったし、しかもそれが恋のお悩みなんだから、コミュ障のあたしにはハードルが高い。


 あたしが声を出そうとして、だけど飲み込んで。さながら、出来の悪いテストをお母さんに打ち明けられない子どもだ。口をパクパクさせるだけの情けないことを幾度も繰り返していると、見かねたのか、ミズキがふっ、と微笑した。


「なに、そんなに気負うことはないさ。大方、リナのことだろう? リナと何かあったのかい?」


「え!? なんでそれを!? まさか、朝のやり取り知ってたの!?」


 言われてみれば、うん。今朝の出来事はかなり大騒ぎだったし、シャルの邸宅にまで噂が運ばれていても不思議はないな。

 しかしながらその予想は違っていたのか、ミズキとヒメちゃんは不可解そうに見つめ合っている。


「朝? いや、それは知らないが。私はただ単に、君が悩み事をするといったらリナ関連のことじゃないかな、って推測しただけだよ。ねえ、姫?」


「うん。アイちゃんってば、リナちゃんと仲良しだもんねえ。喧嘩とかしちゃったの?」


 そこまでお見通しか!

 あたしとリナって、やっぱり傍から見れば恋人みたいなものなんだなあ。

 

「喧嘩、ってゆーかさ。今朝さ、あたしが他の女の人と仲良く話しているところ、リナに見られちゃってさ。リナ、それで怒っちゃったんだよ」


「ふむ。まあよくある痴話喧嘩の類か。私も、姫に似たようなことでしょっちゅう怒られてるよ。なに、答えは簡単さ。私の場合は、姫だけを愛していることを真剣に伝えている。そうすれば仲直りえっちをして解決さ」


 それができれば、悩まないんだよなあ!

 ヒメちゃんなんかは、顔を真っ赤にしちゃってミズキの服の裾を掴んでいるんだもん、可愛すぎでしょ。

 いいなあ。ミズキたちのカップル、理想だよねえ。

 あたし、リナとアキホさん、どっちとこうなりたいんだろう。


「あたし……まだ、リナとどうしたいか決心がつかないんだよ。だって……あたし、昔好きだった人のこと、未練あるみたいでさ。今日ギルドに入ってくれた女の人が、その人にそっくりでね。揺れちゃってるんだ。最低なんだよ、あたし」


「それはまた意外だな。君はてっきり一途かと思っていたんだが……」


「あ、あたしだって、一人に決めたいって思ってる! だから、こんなに悩んでるんだよ。どっちを選べば良いんだろう、って」


 こんなこと、相談されても困るよね。

 優柔不断なあたしがいけないんだから。

 自己嫌悪に陥ってばっかりだ……。


 けれど、ヒメちゃんはあたしを見捨てないみたいで、天使のように穏やかな瞳で慰めてくれた。


「ん~。わたしは、誰かを選ぼうって悩んだりしたことはないから、アイちゃんの気持ち、わかってあげられないけれど。わたしが思うには、自分の気持ちに素直になることが一番なんじゃないのかなあ?」


 自分の気持ちかあ……。

 そこが、やっぱり問題だよね……。

 でもさ、自分でもどうなってるのかわかんないんだよ。自分の想いが、絡み合ったコードよりも煩雑はんざつなもんだから、一人の力でほどくこともできない。あたし、こじらせすぎだろ! せっかく、初めて恋人ができそうなのに。でもだからこそ、絶対に相手を幸せにしてあげたいもん。


「私も姫と同じことしかアドバイスできないな。大口を叩いておいて、力になれなくてすまない。まあ、他にも誰かに聞いてみたらどうかな? シャルとかなら、もっと良いアドバイスをくれるかもしれないよ」


「ううん、聞いてくれただけで、気持ちが楽になったよ! もっと自分の気持ち、考えてみる。後、シャル……は気が進まないけれど、会ったら相談してみる。ありがとね、ミズキ、ヒメちゃん」


「一言だけ付け加えるならば……私は君にはリナとくっついて欲しいかな。これは個人的な意見なので、流してしまって構わないよ。一緒にポスターを作っていた君たちは、とてもお似合いだったのでね」


「うんうん。わたしも、個人的に推すならリナちゃんとだね~。でも、大事なのはアイちゃんの気持ちだからね? 忘れないでよー」


 なんとか、パワーを充電してもらえた!

 あたしは今一度お礼を言ってから、席を立つ。

 このままシャルの家に帰ろうかな、って思ってギルドの扉に向かおうとして……。

 後ろから、肩をガシッと抱かれた。

 数瞬遅れで漂ってくるのは、酒と煙草の匂いだ。

 それだけで誰だかわかってしまうのだから、個性あるよなあ。ティアって。


「アイカちゃん、お疲れ。ちょっと、あたしに付き合えないかな?」


 ティアはあたしの肩を抱いたまま、後ろに向かって親指をクイクイと動かす。どうやら、カウンター席にて話さないか、ってことらしい。


 あたしは今朝のこともティアにはバッチリ見られた……っていうか、こいつが元凶みたいなもんだし、乗り気じゃない。けどティアにはあたしをからかう素振りがなくって、珍しく真剣な眼差しだった。だから、あたしは渋々と頷く。

 真っ当な顔をするティアは格好良い大人の美女で、女の子たちがほいほい付いて行ってしまうのも納得だ。あたしは、あんまりそそられないけどね、ティアには。


 ずるずると引っ張られるようにしてカウンターまで連れて行かれたあたしは、睨みつけるようにティアを横目で見た。

 ティアはやや困惑気味に髪をかきあげて、一口、グラスに口をつけた。


「アイカちゃん、今朝のこと、悪かったね。あんなに大事おおごとになるとは思っていなくってさ。謝りたいと思ってたんだよ」


 あたしは一瞬、鼻白んだ。

 まさかティアが謝罪をしてくるとは思ってもいなかったから。

 しかも真っ直ぐに謝られちゃうと、あたしだって許してあげたくなる。だって、ティアにだって悪気ないはずだから。その場のノリとか、空気とか、それらが手伝って、あたしをからかっていただけだろうし。反省しているなら、今後はもう少し気をつけてくれるはずだし。


「いや、いいよ。そもそもあたしが、リナのこと、いつまでも保留にしてるのが悪いんだしさ……」


「そんなことはないよ。アイカちゃんたちのプラトニックな関係を、あたしが邪魔してしまったのは反省したんだ。周囲を焚き付けてしまったこともね。まあでも、意外だったのは、アイカちゃんがアキホさんのこと、強く拒否しなかったところだけど」


 やっぱり、そこだよね……。

 だってあたしも、そこで気が滅入っているんだしさ。


 ティアはさすがの女たらし、あたしにも水の入ったグラスをさりげなく寄越してきて、話しやすい空気を作ってくれる。

 カウンター内にいるのはバーテンダーさん一人だけだし、落ち着いた雰囲気がギルド内には流れていた。


「あたしさ、そのことで悩んでるんだよね。どっち選べばいいんだろう、って……」


「ははは、簡単なことじゃないか。そんなの、両方選べばいいに決まっている。どちらか一方を不幸にすることなんて、あたしには考えられないしね」


 聞く相手間違えた!!!

 こいつ、まともな女じゃないんだったよ。

 そりゃ三十股もしちゃうようなティアなら、どっちも選ぶに決まってるよね! そうだよね!


 ティアはギルド内でもあたしと親交が多い方だしさ、つい口が滑っちゃったよ。


「はぁ……。ティアは悩みがなさそうでいいよね。あたしは誰か一人としか付き合わないから」


「そうか、それはもったいないね。アイカちゃんなら、けっこうなスケコマシになれると思ったんだが。ま、今朝みたいに、女の子を泣かせちゃ駄目だよ」


「うっさいな! ってか、あんたのせいだろが!」


「その元気があれば、大丈夫そうだね。ま、リナはあれでもあたしの妹分だからさ。リナについて何かわかんないことあったら、あたしに聞いてよ。スリーサイズでもなんでも教えてあげるから」


「どんなところまでリナのことを知ってるんだよ……。はあ。あたしはもう帰るから。飲みすぎんなよー、ティア」


「お気遣い、どうも。あたしが深酔いするのは女性にだけだから、平気さ」


 最後までキザったらしくて、なんか腹立つなあティア!

 でも、またしても仲間にメンタルケアしてもらって、助かっちゃったな。

 ティアはあんなんだけど、根はいいやつだし。女の子のことを大切に想う気持ちは一緒だかんね。あんなんだけど!


 あたしは一人、ギルド裏手の森を抜けてシャルの邸宅にまで帰還する。

 この道も慣れたもんだなー、って思うことがあるけれど、どうやらここは"闇夜の魔人"の縄張り。シャルに認められし者ならば、迷うことはないらしいのである。中二病が喜んで作りそうな設定だよ。


 これまた馴染んだもので、あたしはごくごく自然と玄関の呼び鈴を鳴らす。この鈴は二種類あって、子どもシャル専用の低い位置にあるベルと、通常の位置に設置された物が存在するのだ。よくできている。


 初めてこの家に訪れたときは、女の子とまともに受け答えもできなかったっけ。

 まあ今でも、初対面の子相手にはどもっちゃうけどね!


「あらアイカさん。おかえりなさいませ」


「う、うわっ、シャル!? なんで玄関にいんだよ! どっか出かけるところ?」


 扉を開けて出迎えてくれたのがメイドさんじゃなくってシャルなんだから、魂が飛び出るかと思った。だって、シャルに会えたら、折角だし相談しようかなー、なんて考えていたところだったから。まるで、あたしの思考を見透かされているみたいだ。


「いいえ。たまにはアイカさんとお食事でもしたいと思いまして。ここで待っておりましたの」


 ……こいつ、絶対あたしのこと付けていただろ!

 ミズキとかヒメちゃんとかティアとの会話、聞かれたんじゃないだろうな。ってゆーかシャルのことだし、今朝のことも知ってそうだしね。


 断る理由もないし、あたしとシャルは揃って地下に行き、夕飯を注文する。今日のおすすめメニューは麻婆豆腐だった。


 あたしもシャルも同じ物を頼んで、席に着く。

 彼女はやはりと言うべきか、食事は小皿に取り分けた程度のごく少量であり、それだけで栄養足りるのかな、って疑問に思う。だって、今でこそちんまい女の子だけど、シャルは本来長身の美女だし。一体どこであの体を維持するエネルギー蓄えているんだろ。また不思議が一つ増えたな。


「なんか、こうしてシャルとゆっくり話すのは久しぶりだよね。みゃ子ちゃんは元気してるの?」


 麻婆豆腐を一口分胃に収めて、水を飲んでから聞いてみた。

 シャルとは、全く顔を合わせていない、っていうわけではなくって。買い出しの際に付き合ったり、邸宅内ですれ違ったりとかもあったけど。

 のんびりと会話を交わす機会は減っていた。シャルはシャルで、目に見えて多忙そうだったし。

 だって、ギルドが発展したんだもん。マスターのシャルはメンバーの管理もしないといけないし、邸宅に招く子には面接もしないといけないから。


「ふふ、そうですわね。ミャールさんは、わたくしのお部屋の掃除をきちんと毎日してくれていますのよ。まだ十二歳ですもの、みなさんによく可愛がられておりますわ」


「へ~。ちゃんと面倒見てるんだね」


「ときにアイカさん。リナリーさんとは、上手く行っていないようですね?」


 話の振り方下手か! やっぱりそのことじゃん。耳年増もいいところだよね、シャルって。よく言えば面倒見がいいんだろうけどさ。


「みんなにそのこと突っ込まれて、けっこうヘコんでるんだよ、これでも。シャルは、どうしたらいいと思う? あたし、ねーちゃんのこと、まだ未練あるみたいなんだよ……」


 ねーちゃんのことを話したことがあるのは、いまだかつてシャルただ一人。

 だからか、すんなりと気持ちを吐き出すことができた。


 シャルはその細くて小さな小指で、髪を耳にかける。見た目が優雅なお嬢様すぎて、麻婆豆腐がミスマッチなんじゃないのかと思った。中身はけっこう下品だけどさ……。


「そういう理由でしたのね。わたくしとしましては――気持ちに正直になったほうが気が楽だと思いましてよ。全女性を愛するつもりで接してみてはどうでしょう?」


 飲んでた水を吹き出すかと思った。

 少女バージョンだと忘れがちだけど、そういえばこいつも千股してるし、ティアの上位互換みたいな女だったんだ。

 そりゃ、ティアとおんなじ解答するよね!


 相談する人、また間違えちゃったじゃんか。ていうか、あたしの周り、まともな女いなさすぎ? 辟易とする……。


「はぁ、あたしにそんな気はないよ。シャルに話したあたしが馬鹿だった」


「ふふ。分かち合えないとは、かくも悲しいものなのですね。先日も、わたくし、リナリーさんと衝突してしまいまして。力不足に落ち込んでしまいそうですもの」


「あー、リナも言ってた。でも、リナはしっかりとシャルのこと、信じてたよ。嫌いになったわけとかじゃないし、シャルは気落ちしないでよ」


 あたしはシャルをねぎらうように言葉をかけていた。

 この女、女性関係はただれているかもしれないけど、その他の対応は完璧だしね。あたしだって尊敬してるもん。それにシャルは囲っている子たち全員に信頼されているし、浮気っぽくなっていないのは、さすがの一言。


「まぁ。それはありがとうございます。わたくしも後日、リナリーさんとは和解をしようと考えておりますの。……わたくし、リナリーさんとも同じ趣味思考のはずなのに。マスターという手前、綺麗な部分だけを汲み取ることはできないんですの」


 シャルはなるべくあたしを不安がらせないようにか、取ってつけたような笑顔で接してくる。

 辛い役回りだな、と思う。


 でも、そうだよね。あたし、リナにギルドの汚い部分を見せないように、ガードする役目になってあげたいと今思った。

 そうすればシャルだって心置きなく動けるし、リナだって見たくないものを見ないで済む。ただ、具体的な案は思い浮かばないんだけどさ……。

 

「リナのことはあたしに任せてよ。この先どうなるかわかんないけど、絶対にギスギスしないようにはするからさ」


「頼もしいですわね。アイカさんも、すっかり大人の女性ですわ。――早く初めての性交ができることを願っていますよ」


「この"どえろ魔人"! いい感じで話を締めくくってよね、もう!」


 その夜。

 あたしは眠るのを忘れるほどに、考え込んだ。

 ぐるぐるぐるぐるって。無間地獄に入ったのか、ってくらい同じ悩みがループする。

 

 あたしはリナが好きで。

 リナにはしっかりと愛欲を感じ取ることができている。


 でも、ねーちゃんに似ているアキホさんにも惹かれている。恋人ができないって嘆いているアキホさんがかわいそうで、彼女はあたしのような恋人が欲しいって言ってくれていて。

 彼女とも……えっちを誘われたら、しちゃうかもしんない。


 どっちを選べばいいんだろうね。


 リナとは共通の趣味が多いし、いっぱい一緒に過ごしてきた。

 好きなものも嫌いなものも一緒で、昨日は子連れの子を見ただけで、怒ってしまったらしいし。あたしもそれは同じの拗らせ仲間で。リナとなら一生を歩んでいけそう。


 アキホさんとも、共通点はある。

 ……お互い、恋人ができたことがない、ってところ。キスだってしたことないのも一緒だ。

 でも、アキホさんにはねーちゃんの影を重ねているだけかもしれないし。

 出会って一日目だから、細かいところまでは知らない。そのはずなのに、どうしても惹かれる部分があるんだ。


 本当は先延ばしにしたい。

 リナともアキホさんとも、もっと深いところまで理解できる間柄になってから、答えを出したい。


 だけど、それじゃ駄目なんだ。

 リナは今日、悲しんじゃったから。

 あたしがずるずると優柔不断だから、傷つけちゃったのだ。


 今夜、決断する。

 

 あたしは人生で一番深く、自分自身と見つめ合った。

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