編集済
アラハの事への応援コメント
御作を拝読すると、スポーツを生業とすることの想像を絶する重圧や艱難を思い知らされます。ロードレースの落車事故は責任の所在を割り切らなくてはならない部分もあるでしょうね。実際に試合での落車の映像を目にして、呼吸が止まるような、胸が詰まるような感覚を覚えたものです。
私自身、子供の頃に長期入院をしていた記憶も思い出されました。怪我ではなく病でしたが、自分の体が思い通りにならない苦痛は筆舌に尽くし難いものがあります。登場人物たちのように、苦境にあっても目標が持てるのは本人の資質によるものなのかなとも感じます。眩くもあり、目を背けたくもあり、アラハという人物の葛藤が胸に迫りました。
作者からの返信
雪さん、コメントありがとうございます。
スポーツのプロって辛い事がすごく多いでしょうけど、それを上回る魅力に惹きつけられているのでしょうね。
ただの読み物としてではなく、ご自分の経験を登場人物の気持ちに重ね合わせて読んで頂けて嬉しいです。
小説の筆者が「登場人物が勝手に動き出す」とよく言われますが、「?」と思っていました。アラハは作者の設定を大きく変えた人物で、「こういう事か」と思ったものです。
彼らの今後を暖かく見守って頂けると嬉しいです。
編集済
表彰式への応援コメント
御作を拝読しながら、何年も前に身内がツール・ド・フランスに興味を持っていた頃のことを思い出しました。山岳ステージでの長距離の逃げ、そのままステージ優勝をした選手のハイライトにとても興奮したのを憶えています。御作のなかでの表彰シーンは鳥肌ものですね。
実際に競技を体感されておられるのでしょうか、中継を見ているような臨場感のある描写や適度な解説がとても読みやすかったです。選手の機微もすごく伝わってきます。当時、ロードレースを扱った、近藤史恵先生の「サクリファイス」シリーズを読んでいたのが懐かしくなりました。少しずつ拝読させていただきます。
2024.03.23 追記
ご返信ありがとうございました。こちらこそ読みにくい筆名ですみません。呼びやすいように呼んで頂けたらと思います。持病があるので、運動そのものとは疎遠ですが、ロードレースは好感の持てるスポーツのひとつです。自転車競技は複雑ながら魅力的な面も多いと感じます。『サクリファイス』、題名からして秀逸な作品でリアルな筆致に圧倒されました。
遅読ですが、執筆の合間にゆっくりと読ませていただきます。
作者からの返信
うわっ! 訪れて下さり、応援コメントまでありがとうございます!
失礼ながら、雪さん(ごめんなさい。難しい漢字省略で…💦)の作品や文章からの勝手なイメージで、自転車なんて無縁だろうと思っていたし、こんな作品を読んで下さるなんて意外でした😅
「サクリファイス」シリーズは私も大好きです。作者さんのお顔を拝見した時は衝撃的でした。実際に競技をやっていない普通のおばちゃんっぽい方がこんな物語をなぜ書けるんだ?って。
私の人生は大学の頃からず〜っと、うん十年も自転車競技と共にあるような感じです。
文学に関しては無知なので、小説にする事は難しいのですが、自転車競技の魅力や自分が感じている事が少しでも伝わってほしいと思って書いています。
雪さんに読んで頂くのは、ちょっと恥ずかしい気持ちもありますが、とっても嬉しいです♡
スタートラインへの応援コメント
プロ10年目、ここからまた始まっていく……というところでのラスト、胸が熱くなりました。
ロードレースは今まで馴染みのない競技だったのですが、レースのシーンに臨場感があり、とても読み応えがありました。
個人としての努力やチームの連携と信頼、プロとしての矜持、ライバルやメンターの存在、全てが大切なのですね。
個人的に、アラハの成長が熱かったです。彼は今後ますます活躍する選手になりそうですね!
とても楽しませていただきました! ありがとうございました!!
作者からの返信
すずめさん、最後まで読んで下さって、たくさんの応援とお星様までどうもありがとうございました!
自分の好きな自転車レースの世界に興味を持って熱くなって頂けて、とっても嬉しいです。
ちょっとクセモノのアラハに注目して下さった事も嬉しいです。
最近はおとなしくていい子が多い気がするので、こんな子も出てきてほしいな、なんて思いながら書きました。
感謝への応援コメント
ダイチさんのラストレース、素晴らしかったです。
優勝じゃなくとも、再挑戦して後輩を痺れさせるような走りをすること、どんなメダルを獲るより尊くてカッコいいと思います。
勝ちだけが全てじゃない。大切なメッセージですね!
作者からの返信
すずめさん、複雑な自転車レースの展開をどこまで分かって頂けたかは分かりませんが、ソラにとってはダイチを優勝させる事以上に尊い経験が出来ました。
ダイチの復活も容易ではなかったと思いますが、ソラを思っての決断を最高の形で残す事が出来ました。
あ、1秒届かなかったから、本当の最高の次くらいかな?
アラハには勿論、ダイチからのメッセージは全ての自転車ファンに伝わったと思います。
手術への応援コメント
レオナードのナイスガイぶりが素敵ですね! ライバルではありますが、良き友人を得たと思います。
ソラは、栄光を掴みたいとか誰かに勝ちたいとかじゃなくて、本当にただ自転車が好きなんですね。その純粋な気持ちが胸に響きました。
作者からの返信
すずめさん、コメントありがとうございます!
ロードレースはライバルであっても協力し合う場面もあるし、この2人は同じ何かを持っています。同い年っていうのも刺激が大きいですね。
まだソラにとっては雲の上のような存在のレオナードもソラの力を認めていて、何とか力になりたいと思っています。
ソラの強さの根本はそこですね。自転車に乗れない期間を経て、また一段と自転車が好きになりました。
チームミーティングへの応援コメント
同じチームの仲間であっても、ライバルでもあるんですね。
自分が上に行くということは、誰かが落ちるということ。
単に技量だけでなく、気持ちの切り替えもプロとしては重要な要素ですね。
作者からの返信
すずめさん、こちらにいらして下さって、たくさん読み進めて下さって、どうもありがとうございます! すごく嬉しいです。
久々に「リスペクト」にコメントが入り、自分で読み返してゾクゾクしました。こんな事書いてたんだな〜と。
自転車ロードレースって複雑でなかなか分かりにくいと思いますが、生き様を懸けた戦いが伝わればと思います。
本当に「気持ちの切り替え」がこの上なく重要なスポーツだと思います。
今ちょうどツール・ド・フランスをやっていて残り3日間です。毎年小説以上の熱いドラマが繰り広げられています。
「リスペクト」この先も楽しんで頂けたら幸いです。
スタートラインへの応援コメント
完結おめでとうございます。
途中、何度か間が空いてしまったのですが(大変すみません)、世界観がしっかりしているのですぐにまた物語の空気に入り込むことができました。
この小説で無知だったロードレースについて多くのことを知ることができました。
個人競技と集団競技の最もスリリングな部分を合わせ持った、唯一無二のスポーツだと思いました。
ライバルでありながらチームメイト。選手間のリスペクトの感情が何重にも織り成す、素敵なスポーツです。
過酷なリハビリとその心理描写が特に印象に残っています。
スポーツとはかくもアスリートを追い込むものかと……
それでも掴み取りたいものがあるから、復帰を目指す。
厳しい過程を具に描いて下さったこと、同じスポーツ小説を書く身として大変勉強になりました。
素敵な小説をありがとうございました。
作者からの返信
杏さん
最後まで読んで下さってありがとうございます。応援やコメントを沢山いただいてとっても嬉しかったです。
ロードレースは中々複雑で分かりにくい所が多いですが、私が好きなこの競技を素敵だと思って頂けたのは何よりです。
スポーツ小説にも色々ありますが、天才的な選手の持つ感情のような物は、杏さんの作品と共有出来ている所があるように思っています。私も「汐音とシヴァ」の行く末を楽しみにしています。
読むのも、書くのも、これからも楽しんでいきましょうね!
スタートラインへの応援コメント
はじまりで終わるこのエンディングがすごく爽快です!物語が終わっても前向きなエネルギーがずっと続いていくようで。
もう一度エースとして復活したソラに拍手を送りたいです。
それから、アラハからの「リスペクト」の言葉がずしっときました。彼もどんどんいい選手になるんだろうなあと。
自転車レースを通して色んなことを学びました。読み応えのある物語をありがとうございました!
作者からの返信
はじまりで終わる物語も、ついに幕を閉じてしまい、柊さんも読み切ってしまったんだな〜と、何だか寂しい気分です。
沢山の応援コメントと共に最後迄読んで下さってありがとうございました!
何だか不思議な感情があります。
書いて下さる応援コメントと照らし合わせながら作品を振り返ったりしていると、書いていた時とはまた違う気持ちで、一緒になってソラ達を応援し、楽しませていただいたというか‥‥‥
変な感じです。
そして、こんな素敵なレビューを頂いたら泣いちゃいますよ‥‥‥
本当に本当にありがとうございました!
ゴールへの応援コメント
アラハからこんなセリフが出るとは...。こうやってみんな色んなことを学んで行くんですね。ダイチさんはやっぱり残念だけど...それも含めて甘さのないところがリアルですね。
作者からの返信
「ダイチさんはやっぱり残念」
と柊さんがダイチに"さん付け"しているのに笑えました!
そう思いますよね。
ここで私が思い描いていたのは、最後までソラのアシストを受けたダイチが優勝するストーリーでした。
【アラハは自分が優勝する為に自ら追いたかったけれど、総合で逆転する自信もなく、チーム員を潰す事も出来ないので自分のいる集団が前に追い付く事を祈りながら走っていた。そして逃げ切られてのダイチの優勝をすごく悔しがる】というような物でした。
でも作者の意図に反してアラハの心がこっちに動いちゃったんですよ。
おかげでこの章は意図していた物よりいいストーリーになったと思っています。
ダイチとソラはどう思っているのでしょう‥‥‥「残念」?
伊豆ステージ(そのニ)への応援コメント
まずはソラがここまで走れるようになってよかった。明確な目標があるって大きな力になりますね。
アラハが他の選手やチーム全体のことを考えられるようになったのはすごい成長だと思いました。彼もマイナスの経験をバネにする強さを持ってますね。
それにしてもレースって本当に頭脳戦です...。
作者からの返信
ソラのこの目標は自転車を始めた原点でしたから、奇跡のような頑張りが出来たのだと思います。
アラハこう来たか! 私が初め考えていたストーリーは違ってたんですよね‥‥‥
励ましの言葉への応援コメント
ひとつひとつのエピソードがとても濃かったです。言葉が出たアラハの殻が剥けたような感覚や、ソラを知り尽くした真崎の提案や、プリンを買ってくるタケルや、反対するかに見えて個人レベルで応援してくれる石山。そして理想的なオーナー。人と人が真摯に愛情を持って繋がっている図がありありと浮かびますね。そしてやっぱりダイチとの絆が確固とした芯になってて。この後の挽回があるのか、不安と期待が混じってます。
作者からの返信
登場人物一人一人の気持ちを丁寧に読み取って頂けて嬉しいです。
「人と人が真摯に愛情を持って繋がっている図」とか「ダイチとの絆が確固とした芯になってて」とか、美しすぎる表現を頂き、ありがとうございます!
編集済
アラハの事への応援コメント
苦難に次ぐ苦難、こんなにシビアな展開になるとは。まさに「谷」状態で。
タケルに会えたのは本当によかった。どんな出会いやきっかけで自分が前向きになれるかは分からないものですね。
アラハはソラに対して自分に無いものを見せつけられるような感じでしょうか。体だけではなくて彼の精神的な回復も重要課題ですね。踏ん張って欲しいですが…。
作者からの返信
素敵な出会いやきっかけが人生を変える事、ありますよね。求めている者に与えられるのか、運なのか分かりませんが、神様に与えてもらったと思えるような出逢いはずっと大切にしたいものですね。
アラハはソラから何を感じ、どう変わるのか? 変わらないのか?
元々持っている何か他の人にはない素晴らしい物とコンプレックスのような物は紙一重。作者も彼には出来るだけの手助けはしたいのですが、見守るしかない所があります。
色々あり過ぎた三週間への応援コメント
途中で切なくて泣けてきました。栄光から転がり落ちることよりも、自分がとっさの判断を誤ったために招いた結果だということ。その判断も独りよがりなつもりではないのに周囲はそう解釈してはくれないこと。色んな意味で悔し涙です。
言葉じゃなく行動で挽回していく姿も健気で。。レオナードがすごくいい存在ですね。チームをこえて認め合う関係が素敵です。
作者からの返信
ソラの気持ちの中に入り込んで、一緒に悔し涙流してもらえるなんて‥‥‥
ソラは自分の気持ちを分かってもらえてとても喜んでいます!
ソラとレオナードのように、"同じ何か"を持っている人と人の繋がりは、強く生きる支えになりますね。
表彰式への応援コメント
とても面白くてハマっています。自転車レースの知識がないのですが、チームやレースの仕組みなどとても分かりやすく書いてあるので、抵抗なく話の方に入れますね。ここまで組織化されたチームプレーで、しかも頭脳戦というか、かなり計算されているものだということも初めて知りました。
落車ってそんなに多いんですね。エースを失うことのダメージの大きさと、そこをチャンスにしなければならないというシビアさを強く感じました。厳しい山岳の様子も伝わってきます。霧の中から現れるシーンは最高でした!
作者からの返信
わーい!!
訪れて下さって、しかも柊さんにハマって頂けたなんて、とっても嬉しいです!
ロードレースが好きな方達だけでなく、知らない方達にも楽しんでもらえる小説にしたかったので、「やった!」って感じです。
落車、多いんです。大勢が密集して凄いスピードで走っているし、勝負所ではギリギリまで攻めるので、いつも実際のレースを観ていてハラハラします。
霧の中から現れるシーンも、実際のレースを観て「書きたい!」と思ったシーンです。
あ、ダイチとソラのチームはフランスのチームなので、頭の中にあった「シアンエルー」にしちゃいました。
今後の展開も楽しんで下さい!
励ましの言葉への応援コメント
この章は一番心に響きました。
ソラの手術が成功して、本当に良かったです。
怪我をしたアスリートが手術をし、リハビリを経て復帰することは、比喩でも誇張でもなく本当に奇跡なんだと思いました。
その奇跡を手にするために、悩み、迷いながら、幾つもの選択をし、地道な努力を重ねるんですね。
作者からの返信
"一番心に響いた章"と言って頂けて嬉しいです!
心から成し遂げたいという本気が生むアスリートが起こす奇跡のような物は、現実にも起こる物ですよね。そしてそれは決して一人では成し遂げられない物。
ソラの言葉を聞きながら、それを書いている私も熱くなりました(笑)。その先に何を見ているか、見えているかの"今"って感じかな?
チームミーティングへの応援コメント
ダイチのセリフ、プロフェッショナルの言葉ですね。覚悟を示す簡潔な言葉が心に響きます。
ソラはこの“チャンス”を掴む選択をしたことで、大人への道を一歩進んだということが伝わりました。
私事ですが、「氷上のシヴァ」に素敵なレビューをいただきありがとうございました。
本当に嬉しくて泣きそうになりました。
また改めて御礼を申し上げたいと思いますが、とり急ぎ…!
作者からの返信
アシスト選手に巡ってくるステージ優勝のチャンスって、極々僅かしかないんです。ダイチもステージ優勝する力がありながらも、結局その極僅かのチャンスを物にする事が出来ませんでした。
ソラはロードレーサーとしての素晴らしい能力を持っているのに、まだ自分ではあまり気づいていないし、心が優し過ぎて、競技者としてまだまだな所があるけれど、ダイチはソラの能力をかなり見抜いてます。それ故にソラに対しては厳しい言葉を投げかけていきます。いいコンビです。
人生の中で、その後の人生を左右する重要なポイントが何回かあると思うんですけど、正にソラにとっては「明日のレースをどう走るか?」が一つの大きなポイントになりましたね。
「氷上のシヴァ」のレビュー、気に入って頂けて嬉しいです。人様のレビューを書くのってドキドキしますよね。ホッ!
初めてのツール・ド・フランスへの応援コメント
こんにちは。
楽しく読ませていただいております。
>三週間で総走行距離は三千三百キロ前後
驚きました。
ツールドフランスってこんなに長期間、長距離を走るんですね。
昔弱虫ペダルを読んでいたことがあるのですが、すっかり記憶から飛んでいました。
作者からの返信
杏さん
読んで頂き、応援やコメント、どうもありがとうございます!
とても嬉しいです。
今、まさにリアル「ツール・ド・フランス」真っ只中で、日曜日にパリのシャンゼリゼにゴールするんですよ。毎日熱いです。
ロードレース、中々難しくて分かりにくい所もあると思いますが、雰囲気が伝われば、と思います。
たぶん、「シヴァ」もそうだと思うんですが、競技を通して、人間を描きたかったので、こちらの人間模様も楽しんで頂けたら嬉しいです!
編集済
スタートラインへの応援コメント
最後まで人物たちに牽引されるかのようでした。
物語の力というものを思い知らされたように感じます。登場人物の境遇や立場の変遷に伴い、互いの言行が連関してうねりとなるような。競技については知識に乏しいですが、読者を置き去りにせず連れていってくれる引力がありました。臨場感溢れる試合の描写から、地形やバックヤードの細かな解説や補足に至るまで、ロードレースという競技に御心を寄せておられることが伝わってきます。起伏のある物語で、それでも最後に希望を抱かせてくれるラストに胸を打たれました。登場人物たちに、輝かしい未来が待っていることを願うばかりです。
素敵な読書体験をありがとうございました。
作者からの返信
雪さん、素敵なコメントに感動しています!
「白魚」を拝読して、正直、分野が違うというか、近寄り難いというか、私が書く物に興味を持って下さると思っていなかったので、最初に応援コメントを頂いた時に驚きました。
読後のこの感想を頂き「やった!」とニンマリ顔になっちゃいました。
美しい文学を書く方に受け入れられたと、自信のようなものが少し生まれた気がします。
ありがとうございました!