第6話
学校の規則内にきちんと収まったような
くそ真面目な女。
俺が好きなのは、おまえみたいな地味女じゃなくて派手派手な金髪ギャルなんだ!
そう。
林ユーコが俺の好みドンピシャで大好きなわけよ!
「俺、急いでるんだ。
何か用があるなら、早めに言ってほしい..」
「ちょ、酷い...。
私だと気が付かないなんて...」
「もうね、言っちゃうと、林だよ...。私、林ユーコ...」
え。
マジ?
金髪ギャルやめたの?
俺の好み完全に放棄したの!?
「林さん?え、ちょ、マジですか!?」
慌てふためき、
俺はそう返した。
「そうそう!あなたに昨日、陽キャは大嫌いなんだ!って、振られたからさー!ちょっと、
陽キャっぽいことやめてみたんだけど!」
「これで少しは山吹の好みになったかな?」
え、なんでそこまでする!?
嘘告白だろ。
昨日のはさ!
「いや、それがねぇ...」
「なになに?」
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