第8話

『今日の放課後、国際教室にきてください』


あれから一週間。そろそろ俺も言いすぎたかと反省し始めて一週間が経つころに、またあのメモ用紙が入っていた。


内容は、前回と同じ、ただ、少し違うところは…


「お前も貰ったのか?」


「ああ、ただ周囲を見渡す限りは俺ら2人だけみたいだけどな」


俺の親友である洸もこのメモ用紙をもらっていたことだ。


筆跡が前回と変わらないことから差出人はすみれであることが分かる。


正直俺は、俺はすみれの呼び出しを出しにしてすみれと仲直りをする予定だったから、洸がいると少し気恥ずかしい。


それにしてもなぜすみれは俺だけでなく、洸も呼び出したのだろうか。


そんなことを考えながら放課後を迎えた俺たちは、国際教室へと向かって歩いていくのだった。

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