第127話
結論を言うと負けた。まさか最高難易度でパーフェクトを取ってくるとは思わなかった。大会出れるんじゃねと思えるレベルだった。次の曲はアニソンで入れたがそれも負ける。どんだけこのゲームをやり込んでいるんだよ。それか天才肌なのか。
「私の勝ちですね。何をしてもらいましょうか」
俺は拒否権かないので何をされるのか、怯えている。いやまぁ変なことをさせないだろうが。一応彼氏だし。だが難易度の高いことはやらせそうだから怖い。
「それじゃー私に耳に愛をささやいてほっぺにキスをしてもらいましょう」
そんなこっぱずかしいことをやらないといけないのか。やっぱり難易度の高いことをやらせるんだな。愛を囁くとか本音じゃなくてもいいのか?かなえてきには。俺は囁かれるなら本音がいいが。美海に囁かれたい。現実逃避しても仕方がないささっと終わらせるか。
「かなえお前のきれいな瞳が美しくて好きだ」
そして俺は軽くほほにキスをした。かなえはほほを真っ赤にしてくねくねしている。いや本音じゃないのにかなえ的にはいいらしいな。だが視線がいたい。そりゃアニメイトの近くでキスをしたらこうなるか。美少女に憧れている男はたくさんいるからな。俺を脅して付き合っているがかなえは見た目は美少女だしな。嫉妬するのも無理ない。だが俺は決して付き合いたく付き合ってる訳じゃないぞ。
「ふぅーほほが熱を帯びるくらい素敵でした」
「んでどうするもう帰るか?」
俺果てきればこれ以上恥ずかしいことをしたくないので帰りたい。あと松戸だしどこで美海が見てるか分からないしな。それにあまり遅くなると梨花を心配させることになる。
「帰りにラーメンを食べて帰りましょう。兎に角というラーメン屋さんが美味しいらしいですからね」
あそこか、あそこは美海とも行ったからまた別の女子をつれていくのかとか思われそうだかいちいち客の顔なんて覚えていないだろう。だが美少女がラーメン屋に行くと目立つんだよな。ラーメンは男が食べることが多いから。
「分かったそこなら場所を知ってるから案内できる」
おら達はゲーセンを出ると、兎に角の方に歩き始めた。
「あそこずっと行きたかったんです。正博くんのいきつけみたいだったので。だけど一人ではいるとナンパがしてくる人たちがいるので食べれなかったんですよね」
まぁ美少女が一人でラーメンを食べていたらナンパされて味を楽しめないだろうな。美海も一人で行ったときナンパされたらしいし。味を楽しんでる暇がないほどナンパされたと言っていたからな。
「まぁ今日は俺がいるからたぶんナンパされないだろう」
これでも雪穂のお陰でイケメンになったからな。イケメンが近くにいるとナンパ師は大体諦める。自分が敵わないことを知っているからだ。まぁやたらと女子の視線が来るが、これはなんだろうか?憧れか?それとも好奇心か。まぁどっちでもいいが。
俺達は並ぶとかなえが腕を組んできた。自分の彼女アピールをするためか。恐らくナンパするやつなたいしてもう自分はこの人のものですアピールだろう。理由は分かっているがその豊満な胸を押し付けるな。俺の息子が反応しそうになっているから。
「腕を組むのはいいが。胸を押し付けるのやめろ」
「あら、興奮してるのですか?好きでもない女子にされて」
図星だからなにも言えない。だが周りの男の視線もヤバイし、どうにかしたい。人を鈍い殺すようなめで見ないでくれ。一人できているサラリーマンよ。あとなんか後ろから呪詛が聞こえるんだが。跳ね返すための呪文を唱えるか。
俺は呪詛を跳ね返す呪文を唱えていると、かなえは不思議そうに俺を見ていた。まぁおきなりボソボソと意味分からないことを言っていたら変に思うのは分かる。だがこれをしないと呪われるからしかなさたがないんだ。やがて呪詛を唱え終わるとかなえが話しかけてきた。
「さっきボソボソとなにか唱えていたようですけどあれはなんですか?」
「呪詛返しだ。呪いをかけようとしたやつがいたみたいだから」
「呪術を使えるのですか?あれってフィクションの中ではないのですか?」
「いや実際にあるぞ。さすがにアニメみたいにあそこまで派手な呪術戦はやらないが」
ドラマぐらいのレベルなら陰陽師にはよくあることだ。アニメみたいにあそこまで派手な呪術は滅多に使わないが。炎を出したりとかはする。たいていが相手にするのが人間の呪いを解くか、幽霊だが。
「すごいです。まさか呪術を使える人に出会えるなんていちアニメファンとして嬉しいです」
「呪術をならいたいとかいうなよ。あれは素人がやると危険だからな」
「いいませんよ。誰か教えて欲しいとか言ってる人でもいたんですか?」
「いたな、アニメのイメージで呪術を教えて欲しいというやつが何人か。断ったが」
呪術の恐ろしさを知らないやつが使うのは危ない。これは普通に人を殺せてしまうほどの威力を持っている。だからアニメのいめ~ぞでかっこいいとか思ってるやつには教えない。親父にも口煩く言われたし。地生に教えて欲しいと言ってきたやつは俺が幽霊を退治してるところをたまたまみてしまったやつだ。しかもアニメオタクでクラスメイトだったから友達を作れると思って少し教えたら大変なことになったのだ。呪いを他人に懸けてその人は大ケガをした。まさか本当にやるとは俺は思ってなかった。
それから親父に報告したらお子ララて授受は危険なんだってことを教えられ、教えたやつには教えた記憶を消して問題なく呪いを受けたやつは過ごしている。
「呪術は危険ななのは分かってるで安易に教わったりしませんよ」
俺達の番が回ってきたのて店に入った。
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