第108話

教室に着くと、何人かの劇に出るやつと斎藤が教室にいた。南浜田顔を真っ赤にしている。まぁ行きなり胸のことをいわれたらそうなるわな。俺は変態だ。足はすべすべさと質感を求めるし。胸は巨乳が好きだ。だからたまに女子高生が前に座るとついつい足を見てしまう。だがスカートを短い女子は見てくれと言っているようなものだ。詰まり俺はその女子の思惑に乗っているだけ。たから足を見る俺は悪くない。


おっと話大分それたな。南は顔が真っ赤手こっちを全く見てくれない。どうしたものか。これじゃーリハーサルができない。他のところを誉めるか、ふざけるか。他のところを誉めよう。


「美海さっきは胸のことを言ったが、俺は何よりも美海のあざといところとか、てんじゃきなところとか優しいところとかが好きだぞ」


すると美海は上目使いで本当?と言って俺を見上げた。あざといたがそれがいい。あざといのは美少女に許された特権だ。こんな可愛い美海を振った森田に嫉妬するわ。好きになってくれる人に対する好意も自分の気持ちにも鈍感なところも残念だ。まぁ振ってくれたらチャンスが回ってきたんたが。このチャンスを俺は逃さない。


「本当だぞ。美海の魅力は語りきれないほどある」


すると美海は満面の笑みを浮かべありがとうと言った。赤みも引いてきている。うまくいったようだ。


「リハーサルするぞ」 


そう言うと斎藤は視聴覚室に移動した。俺達劇にてるメンバーも移動をする。視聴覚室に着くと、斎藤は舞台の前の席に座り俺達のリハーサルをみていた。


劇が始まる前に雪穂が来て俺の眉毛を整えた。


「正弘くんの勇姿をこの目に焼き付けるよ~」


「まぁ楽しみにしてくれ俺の全力の演技で感動させてやる」


「じゃー私は視聴覚室をでて、文化祭が始まるのを待っているよ~」


そう言うと雪穂は視聴覚室をでて教室に向かった。雪穂も俺達の文化祭の成功のためにか貸さないメンバーだったし打ち上げに呼ぶか。男たち喜びそうだし。


それから一時間ぐらい台本を呼んでいると、文化祭の始まるので体育館に来てくださいという放送が流れたので体育館に向かう。最優秀とれるだろうか。もしとったら俺が行く事になるんだよなー。全校生徒の前に立つってどんな拷問だよ。劇はキャパが少ないからいいが体育館は千人を越える生徒が集まる。元来俺は人の前に立つのが苦手なのだ。


体育館に着くと俺達は決められた場所に並ぶ。そして文化祭を始めるための掛け声を生徒会長をがやる。


「盛り上がっているかーお前ら。三年生は最後の文化祭だ。悔いのない文化祭にするぞー。さぁ楽しもうぜ」


「おうー」


全校生徒の声がこだまする。今体育館はかなり盛り上がってる。さすが生徒会長カリスマ性があるな。さて始めるか、俺達の文化祭を。


俺達は視聴覚室に移動する。劇が始まるのは10時だ。それまでは好きにしていいといわれてるので俺は軽くなにかを食べたかったのでコスプレをしたまま廊下を歩き、二年一組手焼きそばを買った。激辛の焼きそばだ。辛いのを食べると力が漲ってくるからな。


俺は意気揚々と視聴覚室入り焼きそばを食べる。思ったより辛いな。だがそれがいい。眠気も覚めた。劇に出る準備は万端だ。残り時間は脚本を読む。ちなみに美海は友達とカフェにいった。


そしてあっという間に時間が過ぎ劇の時間が来た。俺はコスプレというより東葛高校の制服を着ている。東葛は普段私服だが、俺の役は普段着を考えるのが面倒という理由で制服を着ている役だからだ。ちなみに俺も私服を考えるのはめんどくさいと思うタイプ。つまり俺の性格を反映している。


美海は友達と話ながらリラックスしている。この調子なら大丈夫そうだな。松永を見ると緊張した面持ちだ。今回は出番が多いからな。台詞を噛まないか心配なのだろう。前回は噛みそうになっていたし。


「松永緊張しているのか?」 


「テニスで全国大会にでた私が緊張するはずはないですわ」


「そのわりには表情が固そうだが。とっておきのことを教えてやろう。この劇はスカウトマンが見ている。つまりいつか森田と共演ができるかもしれないチャンスだ」


きっと松永はこれでやる気を漲らせるだろう。だって好きなやつと共演するということは恋愛映画やキスシーンもあるかもしれないってことだしな。予想通り松永は闘志のこもった目をしている。


「悟志との共演してみますわ。そしていつかヒロインとして悟志の彼女に役でなりますわ」


この調子なら大丈夫そうだ。さてじゃー俺は舞台袖で憑依をさせるか。俺は目をつぶり深呼吸をする。そして隆元を憑依させた。そして劇が始まる。


荷台にさきが脇腹にてをいれて乗る。うぉー柔らかい感触が伝わってくる。本当に胸ってマシュマロみたいに柔らかいんだな。


「これはサービスだよ。一年分の予約をしてくれたお礼にね」


ていうことは他のやつにはやってないってことか。一年分の予約とってよかったわ。


俺はそう思いながら自転車をこいだ。もちろんゆっくりとわざと段差があるところを通ってだ。だってその方が胸の感触がダイレクト伝わるしな。胸の感触を楽しみながら家に向かった。











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