第107話
俺はまだ眠いめを擦り起きると大きくあくびをした。眠いまだ寝てたい。だが簡単なリハーサルがあるからこの時間にでなければ間に合わない。俺は制服に着替えて、階段を降り買っておいたパンを食べた。さて今日も頑張って小説が
売れるくらいな演技和できるようにするか。あとはスカウトマンがきてるからスカウトされるくらいのできを見せる。
俺は靴を履きリュックをしょって自転車に乗り馬橋駅に向かった。この時間はサラリーマンが多くコンビニは混むから昼御飯は美海と一緒に食べることにする。それにしても今日が最終日か。まさか主演をやることになるとは。先生はビデオをとっていたし皆の思い出に残るのだろう。そう考えると森田は可愛そうだな。せっかく美海とイチャイチャできる機会だったのに。森田は自分が美海を好きなことに気づいていないから無意識に傷ついてそうだ。
馬橋駅につくと俺は自転車駐輪場に置き、階段を登り流鉄のホームに入った。すると後ろから肩を叩かれて振り向くとスベスベそうで柔らかそうな指が俺のほほに当たる。やっているのは美海だった。しかも満面の笑みだった。キュン死しそう。あざといが美少女がやるとこんなに萌えるのか。これを俺がやってもうざいだけだが。
「おはよう正弘くん。うまく引っ掛かってくれたね」
美海してやったりという顔を見てると、なんでも許せそうになる。俺は菩薩の境地に達した。萌えは正義。あざといのも萌えに欠かせないものだ。
「なんか悟った顔をしてるけどどうしたの?」
「いや美海ほど可愛いやつはこの世に存在しないなと再認識しただけだ」
すると美海は茹でダコのように顔を赤くした。
「るんちゃんよりも?」
「美海の萌えはるんをも上まるよ」
すると美海はめを細めた芙蓉のような笑顔になりありがとうと言った。やべーさらに惚れたわ。朝から美海の特別な笑顔を見れるなんて俺はなんて幸せ者なんだ。美海が女優になるためにも俺も下手な演技はできないな。
「るんちゃんよりも上なんて最大級の褒め言葉だね。私の演技で実際に好き感をだすよ」
演技とはいえ、美海に好かれるなんて主役引き受けてよかったわ。演技だからある程度は本気で来るだろう。俺も好き好き感をだすか。俺の場合自然体でも好き好きオーラは出てるが。流鉄が来たので俺たちは乗る。すると美海は憧れのようなめをして土生ちゃんのことを話し始めた。
「土生ちゃん昨日すごく可愛かったね。あの声がと笑ったときの表情がたまらないよ。なのに男装したらすごいイケメンでクラスにいたら好きになっていたかも」
なんだと確かに土生ちゃんの男装は梨香がキャキャーするほどのイケメンだった。美海の好きなタイプも知れたしよしとするか。
「どの服装が一番よかったんだ?」
「和服がよかったなー。文豪見たいで、知的さを感じたから」
たしか自分より知識をもっているやつが好きなタイプだったよな。だとすると賢い人が好きってことか。森田は違うが。あいつは主人公補正がかかっているからな別だろう。本を今日から読みまくるか。質問をされても答えられるようにする。
「俺も和服着て見ようかな。興味があるし」
「今の正弘くんならきっと似合うよ。それとメガネをつければ知的さもでるし」
今度の花火大会に美海を誘おう。そのときに和服を着ていこう。森田じゃ無理な俺だけのアピール方法だ。森田はイケメンではないからな和服を着ても普通だろう。今までの俺もそうだったが今は俺はイケメンだ。本を読んで知識を深めれば知的な雰囲気をだすことも可能だろう。
「一週間後の花火大会一緒に行かないか?」
美海は少し悩むような表情を見せた。恐らく毎年森田と一緒に行っているのだろう。今年はどうしようか迷っているってことか。それだけ俺の好意も上がってきてるということだ。森田には悪いが俺がこの花火大会で好意がアップするのを狙う。
「んーいいよ。悟志くんには振られたし。少しだけ距離をおいて様子を見るのもいいかもしれないし」
最後の方は何て言ったか聞こえないが悪口ではないはずだから気にしない。梨香にどの和服が似合うか見繕ってもらうか。花火を見る俺たちそして目が合い互いに見つめ合い自然に顔が近づいて
次は平和台だよ
せっかくキスをする瞬間だったかもしれないのに邪魔しやがって名もなききゃラめ。この妄想を実現できるように頑張るか。
平和台に着くと俺たちは降りる。同じ学校の生徒は朝の早い時間もあってほとんどいない。いるのは準備がある生徒ぐらいだ。俺たちは学校に向かいながら櫻坂のMVの感想を言い合った。
「おはよう正弘くん~」
「いやなんでいんの雪穂」
「正弘くんの眉毛を整えてくれないかと頼まれちゃってね~。二つ返事てオーケーしたんだよ~。どう朝から会えて嬉しい?」
そう言って雪穂は俺の右手に自分の右手を絡めてきて胸を当ててきた。こいつ俺が胸好きだと知ってやがるな。最高です。もっとくっついてください。
美海は俺のことを冷めた目で見てくる。違うんだ。これは大きい胸が悪い。巨乳は男のロマンだし、胸嫌いな男はいないだろう。つまり俺は悪くない。だかこのまま美海の好感度が下がるのは嫌だから無理矢理雪穂を引き剥がす。
「ふふふふ私の胸に興奮したよね~。正直にいっちゃいなよ~。私の胸が大好きですって~。私Gカップあるんだよ。そこの長濱さんより巨乳だよ~」
興奮しすぎて今ても胸の感触が残っているが、ここで本当のことを言ったら美海に嫌われる。それだけは防がなくては。
「なに言っているんだ?胸は大きさより形だ。つまり美海の胸の方が俺の好みだ」
ヤバイ言ってること完全に変態じゃん。堂々と本人の前で胸が大好きとかヤバイ変態じゃん。
胸の大きさに関してはどっちも巨乳だからどっちもどっちだ。形に関しては美海の方か少し柔らかくはりがある。つまり間違ったことは言ってない。
すると美海か俺の手を握って早く行くよと言ってきた。美海の方を見ると顔を赤くしている。
俺の言ったことで照れているんだな。まぁ胸を誉めたって嬉しくはないよな。
手を握られたまんまずんずんと先に進む。腕を胸に挟んで歩いてもらいたいなと思いながら俺は美海達と教室向かった。巨乳を大好きな俺は間違っていない。
すみません投稿遅くなりました。来週からはしっかり月曜日昼頃に投稿します。よろしくお願いします
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます