第67話
あれから二日が経ち今日は莉奈さんに罰ゲームから始まる恋2を見せる予定だ。後は俺の劇で使う脚本を見せる日でもある。ちなみに美海にと中馬てのやつと完成品を見せたがなかなかいい反応だった。さすがプロだね。しかも新しい着眼点だねと言われた。まぁ作品の構想は彼女、お借りしますから思い付いたんだが。
まぁオリジナルに変わりないから問題ないだろう。まだ莉奈さんが来るのは夜だから昨日借りたソードアート・オンラインIIでも見るか。美海は特にこのシリーズがおすすめって言っていたし。
俺はベッドから起きて丁寧に壊さないようにテレビのしたの棚に置いておいたDVDを取り出す。そしてDVDをセットして至近距離で見る。やっぱりアニメの最初のシリーズを見るときはドキドキする。
歌もなかなかいいな。疾走感があっていい。大体のアニメは主題歌がメインキャラに沿っているから歌も見逃せない。歌からアニメのキャラがどういう風なのか推測するのも楽しい。お、始まったな。俺は画面を食い入るように見る。
うー泣けてくる。さすがおすすめするだけはあってついつい全話を昼を食べないで見てしまった。にしてもユウキの最後感動ものだ。まさかキリトが中心に進むんじゃなくてアスナを中心に進むとは思わなかった。
しかもキャラが戦って死ぬんじゃなくて病死で死ぬという珍しさだ。ゲームものでこれは珍しい。元々でーすゲームから始まったから死ぬことに違和感はない。そしてユウキ死ぬときは満足がいくものだったのだろう。最後のキャラがたくさん来て見送るシーンは思わず良かったねと言ってあげたくなった。キャラがたくさん来るほどユウキはゲームのなかで伝説になっているのだろう。
にしてもあっという間に夕方だわ。遅めの昼でも食べるかね。いやもう夕食か、今日は梨花は友達と遊びに行っているから一人だ。カップラーメンでも買いに行くか。お金はあんまり使えないし。ちなみに俺が作家としての収入は全額貯金している。将来の大学の費用にするためだ。全然作品が売れてないから200万円ぐらいしか貯まっていないけど。作家デビューしたのも最近だしな。
さてと着替えて買いに行くか。俺は洋服に着替えて、財布をもって家を出た。空はまだ夏なだけあって太陽がでている。夕方なのに暑い。カップラーメンですまそうとしている理由のひとつは暑いからだ。ラーメン屋行くのに長期間外に出て並ぶのは暑いからな。
俺は近くのセブンでカップラーメンを取ると、会計をして外に出た。ちなみに買ったのはから味噌ラーメンと担々麺だ。俺は辛いのが好きなのは周知の通りだが、セブンオリジナルの担々麺は店で食べる担々麺に匹敵するほど美味しい。まぁ担々麺の味の違いはそこまでないんだが。
俺は家に着くと早速お湯を沸かし始めた。その間俺はケータイをいじってネットサーフィンをする。俺の作品がとれだけネットで評価されているのかを確認するためだ。ふむ新しくはないか、まぁたしか似合いう作品はネットでまあまあ見るからな。書籍かはあんまされてないけど。
他の評価も見ていると、お湯が沸いた音がしたので、ガスを止めてお湯をカップラーメンに注いだ。そして俺は再び続きを見始めた。やはり同じ感想か多い。もうちょいオリジナルせいをだすべきか。
俺はラーメンを食べ終わると、罰ゲームから始まる恋を少し修正していたらあっという間に夜になった。そろそろ莉奈さんが来る時間か。莉奈さんは暖かいお茶が好きだからお湯を沸かしておくか。
俺はお湯を沸かして、お茶のパックを棚からだした。少し時間がたってピンポンとインターホンが鳴った。どうやら莉奈さんが来たらしい。俺は鍵を開けて莉奈さんを家にいれる。
「お邪魔するわね。作品はできたかしら?」
「途中までならですね。脚本のほうは完成しました」
「あなたのがどんな構想を練っていたのか興味があるわね。じゃー脚本のほうを先に見せてちょうだい」
そいうと莉奈さんは家に上がり置くの部屋に行ったので、俺は自分の部屋から脚本の束と罰ゲームから始まる恋の紙の束をもってきて、お茶をいれて、莉奈さんの待つ部屋に向かった。
「お待たせしました。これお茶です。後これが脚本です」
「ありがとう。じゃー拝見させて貰うわね」
すると真剣な目になり脚本を読み始めた。俺はやることがないので罰ゲームから始まる恋の続きを考え始めた。間なとどれだけ深い関係にするかだが、マナは少なくとも好意をもっている設定にしているが、希堂は瑠璃しか見てない。複数の人に好意をもたれているが俺の作品はハーレムにはしない。やっぱり一人を選んで欲しいからな。
しばらく経つと莉奈さんが読み終わったのか、ふぅーと息を吐く。
「悪くないわね。だけどもう少しキャラの個性をだした方がいいわ。ストーリ自体はオリジナルせいがあって面白いわ。これなら書籍かされても売れそうね」
とりあえず莉奈さんのお墨付きは貰ったし、後は小説として心情模写をいれて完成させるか。これはあくまで脚本だからな。小説にするに地の文をいれなくちゃならないからな。やることは増えたが小説を書くのは前よりも楽しくなっている。それは学費を貯めるためから美海に俺の書いた小説で声優をやってもらいたいとという目標ができたからな。
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