第66話

俺達は夜ごはんを食べ終わると、ごちそうさまと言ってすくに自分の部屋に籠った。脚本を書くためだ。一人でいるときに色々と考えたから熱が覚めないうちに書こうと思ったからだ梨花はよくあることだというように察したのでとくにすぐにたへ終わって部屋に籠った俺に特に何も言うことがなく皿を洗っている。


さてはじめはどうするか、プロの作家てある主人公が余命宣告をされるところから書くか。ちなみに言動とかは俺をもでるにしてるから多少の違和感はでるかもしれないが、その辺は森田が何とかしてくれるだろう。


んで出会いは青春代行サイトをたまたま青春と調べたらでてきて、それからそこで二人の少女とであって青春物語が動き出す。なんか書いていて楽しくなったな。こんなのは久しぶりだ。

恐らく自分をモデルにして美海とやっているように書いているからだな。


さてと、メインヒロインは最初はどっちか分からなくするか。なぜならその方がドキドキするからだ。それで色々青春的なことをして、死にたくないと願いならもだんだん死が近づいてくる主人公。そして、女優になるために楽しそうな演技を身に付けるために始めたさきだが本当に楽しくなってくると同時にどこからこんなにお金がでているだろうと疑問に感じる。


隆元は恋をしてもアピールはできなかったなぜなら死んでしまうからだ。だがさきが青春代行を利用していた一人に襲われて、それを助けた隆元は誰かに取られたくないっていう感情抱きアピールする。


そしてもう一人の友香は隆元が入院したことを知り自分の恋心に気づく。こうして三角関係が生まれる。ふぅーなんとか中盤まで書いたし休憩するか。俺はドアを明け階段を降りた。


すると梨花がマッカンを冷蔵庫から出してコップに注いでいた。もしかして俺のために持ってくれようとしたのか。しかもマグカップだから暖めてくれようとしたのか。さすが梨花俺の気分を分かってらっしゃる。


「あ、お兄ちゃん今マッカンを持っていこうと思ったんだー。あと聞いたよ脚本書くんだってね。お兄ちゃんにぴったり仕事だね」


「正直外装とか手伝うの面倒だったからちょうどよかったわ」


これなら脚本が終わったら仕事をしないですむ。夏休みにわざわざ登校するのとか面倒だしな。まぁ美海がどういう演技するのかは気になるが。


「ダメだよお兄ちゃんちゃんと手伝わなきゃ。後森田先輩と美海さんがいい雰囲気になったらどうするの?取られちゃうよ」


もし森田が美海さんと役のなかで恋人どうしになって悪くないと思ったら不味いな。ちゃんと監視しておかなきゃいけないな。いい雰囲気になったらもう少しこうしてと要求することしかできないが。


「まあ外装の手伝いはお願いされたら行くとして、実際の練習は観に行くわ」


「その方がいいよ。ところてお兄ちゃんは夏休みのバイト減らすの?」


「増やしてくれといわれてるが、観に行かなくてはならなくなったからな。今のままのシフトにしてもらうわ」


長時間労働とか辛いだけだしな。できるだけ働きたくない。まぁ櫻坂がCDを出すとなったらシフトにたくさんはいるんだが。今のところでそうな気配はないしな。今のままでいいだろう。バイトしなくていい理由ができたし暇な時は毎日行くか。


「お兄ちゃん作品のほうはどうなの?」


「元々考えていた作品だからすぐに終わりそうだ」


そうだ莉奈さんに電話しないと、売っていいか確認するために。まぁいいというと思うが。劇で成功すれば買う人も増えるし知名度も上がるという一石二鳥だからな。


「俺ちょっと電話してくるわ」


俺は階段を上がって部屋に着くと、電話帳から莉奈さんの電話番号にかけた。ツコールで莉奈さんがでた。今日は暇なのか?嫌この時間たからすぐでれただけか。


「はいもしもし、正弘どうしたのかしら?」


「ちょっとお願いがあってですね。実は文化祭で脚本を担当することになりましてその作品を文化祭で売れないかという許可を貰おうと思いまして」


「その作品は面白いのかしら?」


「自分ではまあまあ面白いんじゃないかと思っています」


「なら許可するわ。その代わり完成したら見せてね」


ふぅーなんとか許可は貰えたな。後は莉奈さんが面白いと思う作品を書かないとな。この人は結構緩いから大丈夫だとは思うが。作者のイメージを大切にしてる人だからな。


「はい分かりました。それではまた二日後に。失礼します」 


そう言って俺は電話を切った。今日はとりあえずここまでにして残りは明日の放課後に書くか。明日は美海と一緒に帰れないかな?一応途中まで見て貰いたいし。


んじゃ風呂でも入って、フランス語のラジオでも聞いてから寝るか。俺はパジャマを用意して風呂に向かった。風呂のなかにはいると罰ゲームから始まる恋の構想を考えていたが、明日に書くので今日はゆっくり休もうと思い途中で考えるのはやめた。


はぁー美海面白いと思ってくれるかな?読書が趣味だし辛口コメントをするかもしれない。まぁその辺は覚悟しておくか。まだ途中までだからいくらでも改善は可能だし。


シャワーで全身を洗った後俺は風呂をでてパジャマに着替えて、階段を登りドアを開けてフランス語のリスニングの練習のために携帯でフランスのラジオを流し始めた。なんでテストが終わったのに勉強するのかと疑問に思うかもしれないが、外語語とは日々の積み重ねだ。つまり毎日勉強すればそれだけ上達するってことだ。まぁ資格を取ろうとしてるのもあるが。


俺はフランス語のラジオを聴いて分からない単語はルーズリーフに書いて最後まで聞き終わったら電気を消してベッドに入り布団を被り寝た。
















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