第62話
美海との共演か、ヒロインに思いを寄せられる
主人公か、現実てはあり得ないぐらいモテる擬似体験までできる。ヒロインとの掛け合いは美海の声だから最高だろう。リアルではあり得ない俺か主人公という立場だ。つまり森田のような生活を送ることができるってことだ。最高かよ。
「俺もう一回声優目指してみるわ」
「うん、正弘くんの作品で共演しようね」
「ああ、これが互いの目標だな」
俺達は互いの目を見つめあって決意をした。いい雰囲気が店内を包む。何人かはこちらを羨ましそうに見ている。嫉妬の感情も感じる。これは菅井だなたぶん。
「じゃーそろそろでよっか」
そうだな。ブラックコーヒーを周りが注文しまくって少しは店に貢献できたしな。さて次はどこ行こう。あ、そういえばセガの2号館に忍ぶのグッツかユーホーキャッチャーで置いてあるんだったわ。いつなくなるか分からないし取っておくか。
「美海店内出たらセガの2号館行っていいか?取りたいものがあるんだ」
「いいよ、東京レイヴンズグッツ?」
「いやしのぶのフィギアだ」
あの座っておにぎり保っている姿のフィギアだ。ちょこんと座っている姿がキュートで萌える。最初ネットで見たときにこれは取らないとと思ってある場所を一生懸命に探した。
「しのぶさんかー。正弘くんの反応見る感じだとどうしてもほしいと言うのが伝わって来るよ」
家に飾って置いて、るんのグッツに囲ませたいからな。美少女の中心に美少女を置けば最高だ。鈴鹿のフィギアはフィギアを固めておいてある場所に置いておく。
「んじゃでるか」
会計をしにレジに行くと、菅井がいた。菅井は自然なスマイルで合計金額を言った。俺は財布から二人分のお金を出す。
「へぇー太っ腹だね~。奢るなんて。私とデートする時もなにか奢ってよ」
「機会があればな」
「絶対にデートするからね。後、今度文化祭あるから来てよ」
もうそんな時期か。俺達の学校は夏休み頃に準備が始まり二学期の最初のほうに文化祭をやる。去年は売店をやったが今年は何をやるのだろう。劇とかダンスとか楽しそうだよな。コスプレ喫茶というのまありかもしれない。
「空いてれば行くわ」
「私のメイド姿が見れるよ~。来なきゃ損だよ~」
菅井のメイドか、確かに似合いそうだな。お帰りなさいませご主人様❤️最高だ。ここが天国か。絶対に文化祭に行こう。メイド好きの俺からしたら見逃せない。
「痛!」
「なにデレデレしてるの?」
目が笑ってない笑顔で俺を見ていた。目のハイライト仕事して。ヤンデレぽくなっているから。俺はヤンデレは別に好きじゃないからな。
愛されるのは好きだが。荒れてことはおれてて結構美海の好感度上がってたりするのか。やんでれ怖いけど嬉しいわ。
だがさらに俺がにやけたことで足を思いっきりぐりぐり踏むの止めて痛いから。別の性癖が目覚めちゃいそう。
「へぇーそんなに私のメイド姿見るのが楽しみなんだね!」
追い討ちかけるの止めろよ。俺の足真っ赤になっているぞ。美海の顔が今度は無表情になって俺の足をグリグリ踏んでいるから。どうすればこの状況を脱せるか。あ、そうだ美海のメイド姿を見たいといえばなんとかなるんじゃないか。
「美海のメイド姿も見たいな。きっと可愛いだろう」
すると目の光が戻った。ふぅーよかったわ。このままだと歩くのも辛くなるほどだった。まぁ嫉妬されるぐらい好かれてるってことだから嬉しいが。少しのことで嫉妬しすぎだと思うが。
「私のメイドが見たいんだね。家に行くときに見せるよ!」
さすがにメイド喫茶でバイトはしないか。まぁ不特定多数に美海のメイド姿など見せたくはないが。美海が他人に萌え萌えキュンとかやっていたら嫉妬でおかしくなる。というよりさりげなく家に来るって言っているな。いつ来てもいいように部屋を綺麗にしなければ。
「じゃー文化祭来てよ~。またね~」
「ああ、またな」
「じゃあね菅井さん」
俺達は店を出た。まさか菅井がここで働いてるとは思わなかった。また秋葉に来たときに来るのもいいだろう。制服姿なかなか可愛くて目の保養になるし。好きなのは美海に変わりないが。
「じゃー行こうか」
少し俺達は歩き2号館に来た。どの辺にあるか分からないのて一階から探すことにした。しかしなかったので二階にエスカレータで上がる。
二階で探して少し経つと合った。
「合ったな。よかったまだ残っていて」
「確かにこの姿のしのぶさん可愛いね。ちょこんと座ってくつろいでいる感じが萌えるね」
まさか美海から萌えるっていう言葉がでるとは。それだけしのぶは可愛いってことだろう。
まずは100円をいれる。踏むこの感じだと傾けたほうかいいか。俺はまず奥を狙って箱を傾ける。そのあとにさらに奥にやり箱を斜めにする。これで真ん中にいれて少し動かす。だがまだ取れない。次で決める。俺は真ん中に照準を定めた。すると箱が落ちる。よっしゃゲットだ。俺は出口から箱を取り出した。
「おーすごい。さすが正弘くん」
「ありがとな。まぁ何回もユーホーキャッチャーで練習したからな」
まじで何回ミスを重ねてきたか覚えていない。
だがそのお陰で腕が上達したのだから悪くはないだろう。美海の欲しいものも取れたし。俺は箱をリュックにいれてゲーセンをもうちょい見て回ることにした。
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