第45話

ここが稲毛か、まずは総武高校のモデルになった市立稲毛高校に行くか。


「梨香はどうする?ついて来るか?」


親父に聞かないかって?親父はアニメ好きだから勝手についてくるだろう。俺の青春ラブコメは間違っているをアニメは見たことないらしいけど。


「私も車にいてもやることないし着いていくよ」 


「それじゃレッツゴー」


俺達は稲毛高校に着いた。結構綺麗だな。さすが市立高校だな。千葉市はお金があるからな。

なかに入りたいが入ったら不法侵入になるので我慢する。


「お兄ちゃん写真撮らないの?」


「いや撮るわ。親父よろしく」


「はいよ」


俺は校門前でピースをした。周りの生徒は特に怪しそうには見ない。たぶんなれているのだろう聖地巡礼に。だが梨香に視線を向けてそるやつは声をかけようか迷っている。かけてきたら問答無用で離れさせるが。


「はいチーズ」


カシャという音ともに俺が写真に写る。俺は携帯を確認してよく撮れてることを確認すると、

八幡の帰り道を歩くことにした。なんだか自分が総武高校に通ってる気分になるな。八幡みたいなやつが友達にいたら面白いだろうな。毎日飽きなそう。たがいたらいたで美海さんが取られそうだからいなくてもいいか。まぁ既に主人公みたいなやつがうちのクラスにいるが。


「お兄ちゃんコスプレしたいんじゃない?」


俺は実はコスプレが趣味だったりする。こうやって歩いていると、コスプレをして本格的にアニメの世界にいるような気分になりたいっていうのは確かにあるが、俺1人コスプレしてもなー。


「コスプレか、俺一人してもぼっちでコスプレしてもぼっちにしか見えないし、梨香がコスプレに付き合ってくれるならしたいと思うぞ」


「制服だよね、ならいいよ。今度コスプレして行こ」


まぁコスプレすると目立つんだが、梨香は既にコスプレしてなくても目立つから問題ないのだろう。俺も普段は目立ちたくないがコスプレをしてるときは自分がアニメのキャラクターになっている気分だからたいして目立っても気にならない。


しばらく歩くと八幡の家のモデルがあったので俺はそれを記憶に焼き付けて、引き返した。車に着くと、稲毛浅間神社に向かった。近くの駐車場で車を止めると、歩きで稲毛浅間神社に向かった。


神社に着くと、俺達は中に入った。思ったよりでかいな。松戸神社が小さかったから余計に大きく感じる。確かここは千葉氏に信奉されていて、源頼朝も関係かあったところだよな。


「大きいね。王子神社より全然大きいよ」


「まぁあそこはメインは万満寺だからな」


林にはいると梨香は写真を撮り始めた。


「ここ綺麗だね。林が壮観的な風景だよ」


確かに綺麗だ。歴史ある神社だけはあるな。富士の参道を参考にして作られたらしい。後は社殿は昭和時代に焼けたらしく、今の社殿は昭和時代に作られたものだとか。残念だな、こんなに歴史があるのに社殿は最近のものだなんて。


「じゃー参拝するか」


俺達は神社に向かうと、そこで参拝をした。確かここは安産と厄除けが有名なところだよな。

とりあえず今年一年厄介なことが起きないようにと祈っておこう。


参拝をし終わると、社殿の写真を撮った。俺達は神社をでて車のところまで歩き、着くと車に乗った。


「次はどこ行くの?」


「海浜幕張駅だな。その次は千葉駅だ。モデルになっているし、後はアニメイトがあるからな」


「へぇー。私も俺の青春ラブコメは間違っている買おうかな」


「買って損はないぞ」


俺達はそんなことを話しているとあっという間に海浜幕張駅の近くに着いた。駐車場で車を止めると、ドアを開けて外に出た。ふぅここに来たのも去年のZOZOマリンスタジアムに行った以来か。あの試合はなかなか熱かったよな。延長戦までいって手に汗を握る展開だった。しかも日本シリーズだったから余計にだ。そのあと海浜幕張をぐるっとまわり写真を撮って、車に乗り千葉駅に向かった。


「お兄ちゃん次はどこ行くの?」


「千葉ポートタワーだ」


「ほうあそこはいいぞ、あの喫茶店からの夜景は特にな」


「まぁ今回は夜景は見れないがな。まぁ目的は聖地巡礼だからいいんだが」


「夜になったらもう一回来てもいいぞ」


親父がにっと笑いながら言った。夜景か、チラッと梨香を見るとワクワクしていた。本当に女子って夜景が好きだよな。夜景っていうよりロマンチックな場所が好きなのか。折角だし見るか。もしかしたら美海さんとデートで来るかもしれないし。


「夜になったらまた来るか」


そう言うと梨香は目を輝かせた。とりあえず俺達は千葉ポートタワーまで移動して昼間の景色を見た。確かにこれは夜景なら美しそうだ。昼間だと物足りなく感じる。


俺達はポートタワーを出ると、このまま歩いて雪の下の家のモデルになった家に向かう。歩いて着くと、高層マンションを見上げた。かなりいいとこだな。将来的に住みたいとは思わないがな。俺は一軒家が好きだからだ。


「親父そろそろ移動しよう」


本当はここで美浜大橋に行きたいが、夜になってからまた来るならそのときに行けばいいだろう。八幡の見た景色も夜だし。


さて次は千葉駅だ。あそこも結構モデルになっている場所が多いんだよな。俺達は車に乗り、千葉駅に向かった。


「お兄ちゃん千葉駅ってどんな感じなの?」


「幕張と同じ千葉市だがこじんまりしてるな。幕張ほど人は多くないな」


まぁうまいラーメン屋はいくつかあった気がする。まぁ千葉駅に来るのは二回目だけど、親父につれられてアニメイトに行ったきりだ。だからよくは回っていない。


「へぇー千葉市でも幕張とは全然違うんだね」


俺は千葉駅は割りと好きだったりする。田舎の女子高生がきゃきゃしてるやつを見ると綺麗な足をしているからな。田舎と言っても田舎臭くない東京にいるような女子高生もいるからな。

男だから好きな人がいても目移りしてしまうのは仕方がない。

 

「いくつかの大型ショッピングモールもつぶれているしな。現状千葉の下のほうから来てる人が多いな。千葉県民以外には大体の人が来ない。松戸とかに住んでいる人は東京に行くし、千葉県に住んでいる人でも都会に近いほうに住んでいるやつはいかないんじゃないか」


「ふぅーんそんなに人気ないんだ」


「まぁな、だがいい場所だぞ。美味しいラーメン屋もあるし、ゲーセンもある。新しくできた駅内のお店は色んなものが揃うし。まぁそうなってから行ったこと内からネットの情報なんだが」


そんなことを話していると、千葉駅に着いた。近くの駐車場に止めて俺達は外に出た






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る