第36話

俺は一瞬で腰が引けてる長濱さんのもとの間に入った。時間かスローに感じる。まさか刺されても死んだりしないよな。まぁ長濱さんを助けられるなら本坊だが。すると、俺の心臓当たりにナイフか突き刺さった。


痛ってーヤバイ意識が朦朧としてくる。長濱さんをチラッと見ると無事なようだ。目に涙を浮かべているが。長濱さんが無事ならそれでいいわ。


ピーポーピーポ。警察が来たみたいだな。強盗は焦っている。強盗の一人が俺を人質にしようとやってくる。まぁ長濱さんじゃなくて、怪我をした俺を選んだか。まぁそう簡単に捕まるきはないんだけど。


俺は立ち上がりニヤリとすると、近づいた男をな蹴飛ばした。すると強盗達は驚いている。まぁ手傷のおった俺が一人を倒せばそうなるよな。


「手を上げろ、そしてゆっくりこっちに来い」


どうやら警察が来たらしい。俺はそれを確認すると、どさっと倒れた。すると長濱さんが俺に駆け寄ってきた。


「尾関くん意識をしっかりもって、寝ちゃダメだよ」


「ああ、長濱さんを救えてよかったわ。元気に生きてくれよ」


本当は好きだって伝えたいが、さすがに死ぬ前に振られるのはきついから言わない。ヤベー意識が切れそう。ここまでか。一回でもいいから長濱さんとキスしたかったな。俺はそこで意識が切れた。



「うんここはどこだ。知らない天井だ」


俺はお決まりの一度言ってみたかった台詞を言ってみた。もしかしてあのあと死んで異世界転生でもしたかと思ったが、腕についてあるチューブと、お腹付近の包帯でここが病院だと理解した。てことはあんな深い傷をおったのに生きているのか。なんと悪運が強いんだ。たぶん細川が救急車も念のために電話したのだろう。


腕がなんか重いな。左手を見ると梨香が俺の腕に抱きつきながら寝ている。俺は梨香の目を見て心配をかけたことを悟った。だって涙の跡がついてるし。俺は優しく右手で梨香の頭を撫でた。


「ん、お兄ちゃん?起きたの!お兄ちゃんよかったー!」


梨香が抱きついてきた。重くないけど俺怪我人だからね。心臓かキリキリと痛むんだけど。俺はなんとかりかを引き離して、胸をさすった。

フゥー痛かった。やっぱり手術とかしたのだろうか?


「お兄ちゃんあんまり無茶しないでよね」


「あんなことは滅多にないことだから安心しろ」


まぁ同じことが起きたらまた同じ行動すると思うだろうけど。だって長濱さんが傷つくところを見たくはない。そんなことになったら俺は後悔をする。だからすまん絶対とは言えない。


「お兄ちゃん後長濱先輩来るからよろしくね」


あの後どうやら長濱さんに被害はなかったようだ。よかった。倒れてその後長濱さんに何かあったらめも当てられないからな。それにしても長濱さん来てくれるのか嬉しいな。みあげに何を持ってくるだろう。マッカンがいいな。


「分かった。俺どんくらい眠っていたんだ?」


「四日ぐらいかなりお兄ちゃんこのまま死んじゃうと思ったんだからね。本当に心配したんだよ」


「悪かったよ」


まじかそんなに寝ていたのかよ。よく生きてたな俺。心臓が痛むな。手術もしたから恐らくスポーツ際は二週間後だしでれないのだろうか。

だとすると長濱さんと一緒に出掛けられないのか。残念だな。


「どうしたの急にしょぼんとした顔をして」


「いや長濱さんとスポーツ際で活躍したら長濱さんと出掛ける約束をしたんだよ。それがこれだとでれないだろうから一緒に出掛けられないなと思ってな」


「それなら零華とでか」


「尾関くんよかった~。生きてたんだね」


急にドアが開いたと思うと、長濱さんが俺に飛び付いてきた。長濱さんに抱きつかれてる。ヤバイほほか緩みそう。それより梨香は何を言おうとしたんだ?


長濱さんは顔をあげると涙が目から溢れていた。そんなに心配してくれたのか、こんな俺なのに。なんだか胸から込み上げるものがある。


「お兄ちゃん長濱先輩はね、毎日来てくれていたんだよ」

 

「そうなのか悪いな長濱さん」


「なに言ってるの、私のせいてこうなったから来るのは当たり前でしょ。それに気になって夜も眠れなかったし」


夜も眠れないほど心配してくれたのか。これ

は退院したら長濱さんになにかお礼でもするか。


「尾関くんもし退院したらどこか出掛けようね」


まさか長濱さんから誘われるなんて助けてよかった。好意は鰻上りしているんじゃないか。嬉しすぎて飛び上がりそうだわ。梨香は複雑な顔をしているが気にしてる余裕などない。俺は今最高潮に嬉しい。


「なら秋葉原行こうぜ」


俺の好きなアニメをあそこなら進められる。グッツもたくさんあるしな。秋葉は久々だ。細川が借りていた幼馴染みに恋されたラノベも買いたい。ほしいラノベを調べてみたらまだ大きな本屋にしか置いていないぽいからだ。アニメイトなら置いてあるだろうしな。


「いいよ。好きなアニメのグッツ買うんだよね。私も最近アニメ見始めてグッツ欲しいなーと思ったんだ」


俺の影響か。それにしても長濱さんの嵌まったアニメってなんだろう。秋葉に行ったら聞いてみるか。今聞かないのかって?楽しみは最後にとっておくタイプなんだよ。


「秋葉に行くのが楽しみだな」


「あ、お兄ちゃん私面会が終わる時間になったから帰るね。明日は零華が来るからね」


俺は分かったと返す。すると長濱さんがピクッという反応を見せた。


「尾関くんその人誰?」


眉根を寄せて少し怒っているような声音で言った。何て説明した方がいいのかね。梨香の友達って言えばいいか。さすがに男性恐怖症を治すために一緒にいるなかですとは言えないからな。そんなこと言ったら勘違いされるし。


「梨香の友達だ。少し接点があってな。警察に通報したのも細川だ」


「へぇーじゃ私が助かったのもその人のお陰ってことだね」


「そうなるな、一人できてたら俺はここにいなかったしな。俺と長濱さんの命の恩人だ」


「じゃー私も明日来るね。お礼言いたいし」


「分かった。じゃーまた明日な」 


すると長濱さんと梨香は病室をでていった。にしてもやることないんだよな。適当に携帯でもいじりますかね。4日も経っているなら、新しい小説が更新されてるかもしれないし。あれ一日中小説読めるって最高じゃね。まあま二次創作だから当たりもそんなに多くないんだけど。

時間は腐るほどあるから一個一個当たっていっても悪くないだろう。俺はそう思うと携帯を開き小説を読みはじめたのだった。



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