第32話
俺たちは乗ると空いてる席に座った。なぜかとなりは細川だった。うーん男に慣れるにはどうすればいいか?まずは話すときビクビクする癖をどうにかするか。
「まずはそのビクビクする癖をどうにかするか」
「わ、分かりましたこのせいで何回も男の子に告白されて、今のところは怖い人に告白されてないのて断れるですけど、もし怖い人にされたら断れなそうてす」
やっぱり告白されているんだな。守ってあげなきゃいけない雰囲気がでで、なおかつ顔をいちいち真っ赤にするから勘違いする奴がわいてくるのだろう。
「でもどうやって治すかだな」
俺は顎に手をおき考える。ふむまずは目をみて話すことからはじめるか。後は俺を男だと意識しないようにするか。
「んじゃ俺を同性の友達だと思ってため口で会話してくれ」
「いいんですか?」
「ああ、後は俺を異性だと意識するな」
「わかった」
すると細川はビクビクしながら俺にボディータッチをしてきた。いきなりしてくるとは驚いて俺は虚をつかれた。まさかいきなりボディタッチをするとはだが少し震えている。目は涙目だ。
「無理しなくていいぞ、少しずつ慣れればいい」
「でも零華ってお兄ちゃんと話すときは過呼吸にならないよね。変な汗もでてないし」
「それは助けてくれたからだよきっと」
確かに俺と話すときは目を合わせられてないが、それは緊張からだろう。男にびびっているというよりあんまりあった人じゃないからびびっているって感じだな。まぁびくびくはしてるけど。
「あ、着いたよ」
「じゃー降りるか」
俺たちは電車を降りると、学校に向かった。
「細川ってアイドル好きか?」
もし好きなら話すネタができる。オタクって自分の好きなことについては誰でも暑く語れるからな。俺もるんについてだったらいくらでも語れるぞ。
「乃木坂と櫻坂が好きだよ」
「ほーう、櫻坂は俺も好きだぞ」
「いいよねあのパワフルなダンスとか社会を風刺するような詩とか自分はこれでいいんだと思えるよね」
結構な櫻坂ファンだな。俺はどっちかというと櫻坂ファンっていうよりはるんファンだが。それなりに櫻坂ファンだが。
「俺も好きだぞNobody,s flautとか現実を突きつけてるきてな」
俺を理想主義者だと思っているかもしれないが俺はどっちかというと現実主義者だ。だから長濱さんのことも実は半分諦めてたりする。だけど諦めたくない自分もいるから諦めないで最後までアピールしようと思っている。
「そうなんだ。私はどっちかというと前身の欅坂の二人セゾンが好きだよ。別れを前向きにとらえるところとか」
ああ、いいよなあれ。前向きに別れて新たな一歩を踏み出そうとするところとか。ちょっと切ないが。欅坂の曲のなかではかなり珍しい恋愛曲だ。欅坂の曲は社会への反抗を歌った曲が多い。俺も結構あんな感じの詩は好きだったりする。
「細川は誰が推しなんだ?」
「私はゆっかーだね」
ゆっかーかあのお金持ちてお嬢様みたいな雰囲気の人か。あれほど育ちがよく見える人も早々いないだろう俺は笑顔を向けたときに口角が上がるのが好きだ。
「お嬢様に憧れかあるのか?」
「うん、あるね。だけどゆっかーが好きなのはたまにポンコツだけどリーダらしくまとめているところとか他にも色々あるけどそ言うたところが好きなんだ」
ゆっかーは櫻坂のリーダだ。よくあんな個性があるメンバーをまとめられるよなと感心する。
ゆっかーはそろそろ三十路に入るし、次のリーダが誰になるか不安だ。
「そうか、どうやら学校に着いたみたいだ。じゃーなテスト頑張れよ」
俺はそいうと自分の下駄箱に向かい、上履きにはきかえた。長濱さんいるだろうか。駅では会わなかったが。まぁ会ってもテスト前だし話せないんだが。
自分の教室にはいり、自分の席に座った。長濱さんの席を見てみると、長濱さんがまるで絵画のようにそこだけ切り取ったような美しさ後会った。俺は思わす見とれてしまい一分ぐらいボーとみてしまった。
すると長濱さんは俺の視線に気づいたのかこっちをみてきた。
「あ、尾関君おはよう」
長濱さんは微笑んで挨拶をした。ジーとみてたら不信感がでるはずのにそれをおくびにも出さずに挨拶をしてくれるなんて女神だ。朝から元気がでた。
「おはよう長濱さん」
「数学大丈夫?」
問題ないと言いたいところだがやはり不安である。だって俺の一番にごてな科目だし。一年の最初のテストは少し勉強したが全然いい点か取れなかったからな。
「まぁなんとかなるだろ」
俺は自噴に言い聞かせるように言った。そのあとは長濱さんはテスト頑張ろうねと言って勉強をはじめた。俺も数学の参考書を開くと勉強をはじめる。
しばらく経つと朝の自由時間が終わり、ホームルームが始まった。その間も教えてもらった場所を復習していたが。数学は一限からて初っぱなからだ。たが数学か終わればあとは楽だ。赤点を取るような科目はないし。
やがてホームルームが終わりテストが始まった。ふぅー最初の問題は問題は簡単だな。あ、ここは長濱さんに教えてもらったところだラッキー。俺はすいすいと解いていく。足利に教わったところもでてきて俺は自信満々にテストを終えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます