学年一の美少女は実は変態です〜「私がエロいことは二人だけの内緒ね」〜

さい

変態美少女と僕

 西園寺さいおんじ静香しずか

 その、整った顔からスタイルまでが完璧で彼女は学年一の美少女と呼ばれている。

 

「おいおい、そんなに静香さんを見ててどうした? もしかして、好きなのか!?」

「ちげぇよ!! ただよ、見てただけだよ……」と俺はそっぽを向いた。

「たしかに、可愛いもんな……聞いたか?」

「ん? 何をだ?」

「静香さん、つい最近またフったらしいぞ?」

「まじかよ……それって、何回目だよ?」


 こいつも、高一西園寺に告白してフられてたな……。

 

「ざっと、100は超えてるよな……」

「だよな。すげぇなぁ〜モテモテじゃん!!」

「いや、逆にモテない理由がないからな!!」

「そうだよな……」


 いや、違う。

 たしかに、彼女は性格までもが可愛い!!

 でも、それは表向きの格好なだけだ……。



「ただいま……」と俺が家に入ってくると一つのローファーがあった。


 あいつ、もう帰ってきたのか……。


 俺はリビングに向かうとそこには……。


「おかえりー、優馬ゆうま」と足をぶらぶらとさせながらソファーで寝っ転がりスマホをいじっている西園寺が……。


 そう、俺と西園寺は一年前に義理の兄妹になり今は同居しているのだ。


「なぁ、パンツ見えてる……」

「別にパンツぐらい良いじゃん!? 減るもんじゃないし……それより、セックスしよ!!」

「何言ってんだよ!?」

「今日の保健体育でも習ったでしょ!?」

「お前なぁ……」


 まぁ、いつものことだ……。


 そんな感じで彼女は学校では清楚を演じているがほんとはただの変態だ。


 俺は西園寺のソファーの横に座った。


 そして……。


「今日は俺がテレビ観るんだよ!!」

「いいえ、私よ!!」


 と俺と西園寺はテレビのリモコンを引っ張りあった。


「なぁ、昨日。お前が使ったよな?」

「たしかに、昨日はAVを大画面で観たくて使ったけど!!」

「いや、お前のせいで昨日。勉強に集中出来なかったんだけど……」

「なら、私がその溜まったモノを出してあげようか?」と小悪魔のように言う西園寺。


 俺はゴクリと唾を飲んだ。


「いや、お前じゃ多分、無理だぞ?」


 いや、ほんとはしたいんだけどな。


「な、何がよ!?」

を咥え切ることが出来ないってことだよ……」

「む、息子……」と顔を赤くする西園寺。

「試しにしてみるか?」と俺はベルトを解くと……。


 西園寺は目を瞑りながらベルトを戻した。


 き、器用……。


「やっぱり、辞めておきます……。覚えていなさい!!」と恥ずかしながら自分の部屋に走っていった西園寺。


 やれやれ……。


 まぁ、彼女はただの変態である。


 


 

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