第68話
駅から帰宅者が多い道に鈴木と雅之は別れて立つ事にした。道路を挟んで別々の歩道へ懐中電灯を手に持ち、自転車に乗った帰宅者を待ち構えていた。
見るからに不審そうな人物関係なく自転車の防犯登録と本人確認のため自転車を止めるという事はしなく、雅之は独自の直感で不審者を見つけ自転車を止めようとしていた。この時の雅之はいわゆる"点数稼ぎ" や職質ノルマといった考えはなく、ただ、市民にできる限り嫌な思いをさせず、ピンポイントで不審な人物だけを止め、職務質問に協力してもらおうと考えていた。
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