第67話

「じゃ、夜のアレに行くか?地味だけどとても大切な事でもあるからな。アレて分かるか?」


鈴木はニヤニヤと笑いながら、試すように雅之にそう言った。


「自転車の防犯登録確認ですか?22時くらいですので、仕事帰りに、あるいは遊び帰りに自転車を盗ってきて乗る人もいますからね。行きますか?」


雅之は時間帯でその事だろうと思ってそう鈴木に伝えた。


「そうそう。ま、そんな事言わなくても分かってるよな。ごめん、ごめん。じゃちょっくら2人でチャリ確認しに行くか」

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